IN THIS LIFE  ~音楽と映画と海外ドラマをこよなく愛するmamaブログ

好きな音楽の事などを中心に書いております! I write mainly about my favorite music! HAVE FUN

Sinead O'Connor シネイド・オコナー 『I Do Not Want What I Haven't Got』(1989年)

『I Do Not Want What I Haven't Got』(1989年)

アイルランドのミュージシャン、Sinead O'Connor(シネイド・オコナー)の2ndアルバム。
邦題は『青い囁き』

蒼い囁き

蒼い囁き

 

 

Sinead O'Connor(シネイド・オコナー)

出生名:Sinéad Marie Bernadette O'Connor
1966年12月8日生まれ。
アイルランド・ダブリン出身のミュージシャン。
名前の仮名表記には揺れがあり、デビューからしばらくはシンニードやシニードなどの表記もあった。(以下、記事では”シネイド”で統一します)
2018年10月より「シュハダ (Shuhada)」に改名。

 両親の不仲と離別、カトリックの厳格な生活に対する反発によってすさんだ少女時代を過ごしたことは、その後のシネイドの公私の活動に大きな影響を与えることになった。
シネイドが17歳の時、母親の事故死。その後、ロンドンに移って音楽活動を続けた。

1987年の1stアルバム『ザ・ライオン&ザ・コブラ(The Lion and the Cobra) 』は穏やかさと攻撃性とが去来する作風の曲が特徴。
こうしたアンビバレント性はスキンヘッドという彼女のスタイルにも、カトリックに対しての愛憎の念が入り混じる言動にも表れている。
ちなみに「the lion and the cobra」は旧約聖書詩篇に現れる言葉で悪魔の隠喩である。
1990年のセカンド・アルバム『蒼い囁き(I Do Not Want What I Haven't Got)』からシングル・カットされた、プリンスのカヴァー曲「Nothing Compares 2 U」が世界中で大ヒットし、アルバムは英米で1位を記録した。
デビュー当時からの過激な言動も相変わらずであり、例えばアメリカのツアー会場で習慣となっていたコンサート前のアメリカ国歌を拒否して騒がれた。
とりわけ1992年10月『サタデー・ナイト・ライブ』の生放送中に「真の敵」だとしてローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破ったことにより大きな物議を醸し、直後のボブ・ディランのトリビュート・コンサートに参加した際には大ブーイングを浴びながら一人だけボブ・マーリーの曲を歌うことになった。
その後は過激さは影を潜め、さらに1999年にはキリスト教系の新興宗教団体である独立カトリック教会の「女性司祭」となって人々を驚かせた。
発表作もレゲエやアイリッシュ・トラディショナル、スタンダードのカヴァーなど伝統的な色彩が濃くなっている。
2003年に一旦引退を発表し音楽活動を休止していたが、2005年にレゲエのカヴァー・アルバム『スロウ・ダウン・ユア・アームズ(Throw Down Your Arms)』で復帰した。
2018年、イスラームへの改宗を公表。「シュハダ」と改名した。(Wiki参照)

 

 

デビュー作『The Lion and The Cobra』は、彼女の歌い方も、音楽そのものも、攻撃的で刺々しい、怒りに満ちた作品でしたが、今作を聴いてみると、攻撃的な部分はすっかり影を潜め、静かで穏やかな、とても落ち着いたアルバムになっています。

 

「I Am Stretched on Your Grave」
邦題は、”永遠(とわ)”の人に捧げる歌”
終盤のフィドル(ヴァイオリン)の音色が、アイリッシュ・ミュージック的。
映画のように映像が浮かんできそうな歌詞も印象的な1曲。


I Am Stretched on Your Grave (2009 Remaster)

 

「The Emperor's New Clothes」
こうして見ると当時のシネイドはかなり美人ですね・・・。
スキンヘッドにしてもわかる美人度。骨格も綺麗。
目も大きくて女優さんになったとしたら、めちゃくちゃスクリーン映えしそう。
この曲は、シネイドにしてはキャッチーなメロディーが印象的な楽曲となっております(#^^#)


Sinead O'Connor - The Emperor's New Clothes

 

「Nothing Compares 2U」
プリンスのカヴァー。邦題は”愛の哀しみ”。
 この曲がヒットし、シネイドは一躍有名になりました。


Sinéad O'Connor - Nothing Compares 2U [Official Music Video]

 

「You Cause As Much Sorrow」
"LaLaLaLa"が印象的。シネイドの静と動の歌声が沁みる1曲。


You Cause as Much Sorrow (2009 Remaster)

 

「The Last Day Of Our Acquaintance」

 こちらは"Oh Ho Ho!!"が印象的(笑)な1曲。
序盤~中盤までは”静”のシネイド、終盤は”動”のシネイド。


The Last Day of Our Acquaintance (2009 Remaster)

 

「I Do Not Want What I Haven't Got」
アルバムタイトル曲。
意味は”私は自分の持っていないものを欲しくはない”
シネイドのアカペラで歌われる1曲。


I Do Not Want What I Haven't Got (2009 Remaster)


このアルバムはシネイドのとても内省的な作品となっています。
前作『ザ・ライオン・アンド・ザ・コブラ』の時の攻撃的なシネイドも彼女の大きな魅力ですが、静かで穏やかなシネイドもとても惹かれる歌声で素敵です!

 

『I Do Not Want What I Haven't Got』

蒼い囁き

にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村