IN THIS LIFE  ~音楽と映画と海外ドラマをこよなく愛するmamaブログ

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The Corrs ザ・コアーズ 『Home』(2005年)

 『Home』(2005年)

 アイルランドの4人組兄妹バンド、The Corrsザ・コアーズ)の、前作『Borrowed Heaven』より1年4か月振りとなる5thアルバム。

アイルランドの伝統的な歌、アイリッシュ・トラッドを中心としたアルバムとなっています。

ホーム

ホーム

 

「とにかく自分たちのルーツに立ち返りたい思っていたんだ。本質的に、今回のアルバムに入っている曲は全部、僕らが何年も何年も前に聴いていたものであり、僕らの両親も聴いていたものであり、バンドで両親が演奏していたものでもあった」by ジム

アイルランドのトラディショナル・ソングを集めたアルバムを作るべきだというアイディアは次女キャロラインから出て来たものだった。
キャロラインは、当初このアルバムを完全にトラディショナルなものに仕上げるつもりだったが、兄妹4人で話し合っていくうちに、1999年11月に亡くなった母親に捧げるアルバムしにようという方向性になっていったそうです。

彼らの母親は、父親と一緒に25年間バンドで演奏していて、他の仕事も持ちながら週に4、5日演奏することもあった。
母親が歌っていた沢山の曲の中から、自分達で出来そうなものを選び出した。
(選び出されたのは約70曲!その中から更に自分たちの曲に出来るかどうか実際に演奏して確かめ、絞り込んでいった)
このアルバムの中のいくつかは、彼らの母親がかつて観客の為に歌っていたもので、自分たちが昔からずっと耳にしてきた楽曲。
それをコアーズなりのヴァージョンを作るというのは、母親へのトリビュートでもあった。

 

プロデュースはここ3作でコアーズと仕事をしているミッチェル・フルーム。
BBCラジオ2のオーケストラとアレンジャーのFiachra Trenchも加わっている。

 

 アイリッシュ・トラッドのアルバムといえば、今作の約3年前(2002年)に、Sinead O'Connor(シネイド・オコナー)が『Sean-Nos Nua』というタイトルの作品を発表しています。
コアーズもシネイドに続きアイリッシュ・トラッド集のアルバムリリース。
今作に収録されている「My Lagan Love」「Peggy Gordon」「Moorlough Shore」の3曲は、シネイドも『Sean-Nos Nua』で歌っていました。
コアーズのヴァージョンはどう歌われているのか、早速聴いていきましょう(#^^#)

 

※『ホーム』のライナーノーツを参考に記載しています。 

 

「My Lagan Love」

メンバーにとって一番馴染みがある曲は、彼らの母親もよく歌っていたというこの曲。
アイルランド人全般にも一番ポピュラーと思われるこの曲は、ザ・チーフタンズからシネイド・オコナーまで非常に多くのアーティストが取り上げてきた。
コアーズ・ヴァージョンは、シンプルながらとても上品なサウンド
アンドレアの歌声も優しく落ち着いた雰囲気で非常に心地良き。(*^^*)

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「Spancill Hill」

コアーズの両親がよく演奏していた曲で、兄妹の記憶に刷り込まれている1曲。
自分たちのヴァージョンを作ってみたかった曲で、母へのトリビュートという意味でぜひともやりたかった曲で、仕上がりにも満足している曲とのこと(*^^*)
終盤のケルティックサウンドの美しくドラマティックなアレンジにも注目です!

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「Peggy Gordon」

シネイド・オコナーも歌った1曲で、とても美しく悲しい内容のトラッド・ソング。

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「Black Is the Colour」

アレンジが美しく仕上がっていて、切なくも心地良いメロディの1曲。

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「Heart Like a Wheel」 (Anna McGarrigle)

カナダ出身のケイト&アンナ・マクギャリグル姉妹の曲。
昔ジムがセッション・ミュージシャンとして活動していた頃に、アイルランドを代表する女性トラッド・シンガーであるドロレス・ケーンと演奏していた思い出の曲。

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「Buachaill Ón Éirne」

ゲール語で歌われている曲。
シンプルでアイリッシュっぽい1曲。

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「Old Hag」

ヴォーカルなしのインストゥルメンタル
ジム曰く、昔ながらのトラディショナル・ナンバーで、パブかどこかでやっているような雰囲気の曲。

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「Moorlough Shore」

物悲しいメロディと切ない内容の歌詞が心に刺さる1曲。
ジムがアイルランドのシンガー、ドロレス・ケーンと一緒に演奏していた頃のレパートリーの一つ。

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「Old Town」(Philip Lynott, Jimmy Bain) 

トラッド・ソングではないが、人気曲故、スタンダード・ナンバー化してしまった曲。
アイルランドを代表するロック・バンド、シン・リジィ(1970~1983年解散)のフロントマンである故フィル・ライノットのソロ名義での名曲で、コアーズの『アンプラグド』に収録されている曲。

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「Dimming of the Day」 (Richard Thompson) 

リチャード・トンプソン(ブリティッシュ・フォーク/トラッドのシーンで活躍したフェアポート・コンベンションの創立メンバーで、ソロとしても活躍)の曲。
コアーズは、ボニー・レイットがカヴァーした同曲を基に演奏したそうです。
(デビュー前、ジムと長女シャロンがバンドの資金稼ぎの為に二人でストリート・パフォーマンスをやっていた時代があり、その頃のシャロンのヴォーカルでパフォーマンスしていたヴァージョンがボニーのものだったから)

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「Bríd Óg Ní Mháille」

ゲール語で、こちらも昔ながらのトラディショナルな1曲。
落ち着いた雰囲気の心地良いメロディが印象的。

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「Haste to the Wedding」

インストゥルメンタル
コアーズのライヴでは必ずと言っていい程演奏されている人気ナンバーだが、きちんとレコーディングされるのは今回が初めて。
まさに”結婚式に急げ!”的な雰囲気で、アップテンポで急かされてる感あり(*^^*)

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「Return from Fingal」

ボーナス・トラック。
インストゥルメンタル
母が亡くなり、妹2人も家庭を持ちクリスマスもそれぞれの家で過ごすようになった。
ある年のクリスマス、実家に居るのは父とアンドレアとジムの3人だけになってしまい、ジムはこの曲を一緒に演奏したという思い出がある曲との事(*^^*)

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 同じくアイルランドのミュージシャン、Sinead O'Connor(シネイド・オコナー)も、『Sean-Nos Nua』で、コアーズと3曲同じ曲を歌っていますので、聴き比べてみて下さい(*^^*)

inthislife.hatenablog.com

シネイド・ヴァージョンは、ヴォーカルが際立った、サウンド共にスピリチュアルな雰囲気のアイリッシュ・トラッド集に。

コアーズは、シンプルで上品なアレンジがとても美しく、優しい雰囲気の作品に仕上がっています! 

アイリッシュ・トラッドに興味を持った方、コアーズの音楽が好きな方は必聴のアルバムです!!是非チェックしてみて下さい!

 

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