Bjork ビョーク 『Debut』(1993年)
『Debut』(1993年)
Bjork(ビョーク) 本名:ビョーク・グズムンズドッティル
("ビョーク"とは"カバノキ"、"グズムンズドッティル"とは"グズムンズの娘"を意味する)
1965年11月21日アイスランド レイキャヴィーク生まれ。
シンガーソングライターとして活躍する傍ら、女優・作曲家・作詞家、編曲家、音楽プロデューサーとしても活動している。
ソロで活動する以前は、オルタナティヴ・ロックバンドThe Sugarcubes (ザ・シュガーキューブス)のメイン・ボーカルとして活動していた。
彼女は様々なジャンルの音楽に影響を受けた革新的な音楽を生み出すことで知られ、グラミー賞に12回、アカデミー賞に1回ノミネートされるなど多数の賞を獲得している。
彼女のレコード・レーベル One Little Indianによると、2003年現在、彼女は全世界で1,500万枚のアルバムを売り上げている。
”ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー”において第60位にランクイン。
また、”Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー”において第35位にランクインしている。
見た目は東洋人によく似ているが、両親共にアイスランド出身であり、東洋の血は流れていない。しかし、アイスランドや北欧では、ごく稀に東洋人のような風貌(黒い髪、黒い瞳、丸顔、低い背丈)に生まれる事がある。 (Wiki参照)
「Debut(デビュー)」は個人名義では2作目のスタジオ・アルバム。
ビョークのソロ・アルバムとしては初めて国際的に発売されました。
「Human Behaviour」
Bjorkの独特な歌唱法とサウンドでビョーク・ワールドに迷い込みます。。。
「Venus As A Boy」
Bjorkといえば、2001年のアカデミー賞で志村けんばり(!?)の白鳥ドレスで登場して周囲の度肝(?)を抜いていたのが印象的(^^;)
そんな奇抜な行動や言動が彼女の代名詞となっていますが、音楽に対してとても真摯な姿勢を貫き通す彼女には尊敬の念を抱きます。
このアルバムのライナーノーツの中で、彼女のこんなコメントが紹介されていました。
「音楽はもっとリアルであるべきだと思う。日常生活よりもっとね。
音楽はもっと、映画に近い何物かなのよ。わたしはサウンド・トラックを聴くのが好き。何故かというと、たくさんの異なった雰囲気を捕らえているからよ。
人間のフィーリングの存在を認めているからなのよ。そう、音楽はもっと予想できない何か―――なんだわ。
なのに、最近のポップ・ミュージックというのはとても臨床的(!)で無菌的で貧弱。
あまりに粗悪なポップスが幅をきかせているから、人々は音楽の持つマジックを信じられないでいるのよね。」
彼女の云う「”粗悪なポップス”が幅をきかせている」というのは、まさにいつの時代もどこの国も同じで、ショービズの世界の宿命なのかもしれません。
素晴らしい楽曲や、自身の信じたものを制作し、独創的な作品を発表しているアーティスト、グループが居る一方で、商業主義的な人たちに創られた、商業的な楽曲しか歌わない(歌えない!?)人達もいるのも事実。ビジネスの世界なので否定はしません。
しかし、心奪われるような楽曲は、やはり個性だったり、独創性だったり、多くの人に理解されないかもしれないけど、信念を持って創られた、歌われた楽曲達だと思っています。まさに、Bjorkの様に!!!
だからこそ、こうして世界の音楽に目を向けて、心揺さぶられたり感動したりする音楽に出会うたび、本当に嬉しく幸せな気持ちになるのです。。。。
長くなりましたが・・・世界中に目を向けて、耳を澄ませて、自分なりの人生の音楽を見つけていく!というのが、このブログの大きな趣旨なのです!!