IN THIS LIFE  ~音楽と映画と海外ドラマをこよなく愛するmamaブログ

好きな音楽の事などを中心に書いております! I write mainly about my favorite music! HAVE FUN

YUNGBLUD ヤングブラッド 『Weird! / ウィアード!』(2020年)

『Weird! / ウィアード!』(2020年)

イギリスのミュージシャン、ドミニク・ハリソンによるプロジェクト YUNGBLUD(ヤングブラッド)の、前作21ST CENTURY LIABILITYより約2年5か月振りの2ndアルバム。

プロデュース:Yungblud, Zakk Cervini, Chris Greatti, Omer Fedi, Mike Crossey, Matt Schwartz

 

"若い血"を意味する"ヤングブラッド"は、イギリス出身で現在23歳のドミニク・ハリソンによるプロジェクト。祖父は元ミュージシャン、父はギター・ショップを経営するなど音楽に囲まれて育ったドミニクは2歳でギターを手にし、11歳で曲作りを開始。2018年にアルバム・デビュー後、精力的なライヴ活動で同世代のファンを大量に獲得。新人アーティストの登竜門"BBCサウンド・オブ・2020"で3位にランクイン。ジャンルの壁など全く意に介さない型破りな音楽スタイルを貫き通している。そんな彼のもとには様々なアーティストからラヴ・コールが殺到しており、これまでにマシュメロやダン・レイノルズ(イマジン・ドラゴンズ)マシン・ガン・ケリー、ホールジー、トラヴィス・バーカー(blink-182)、ブリング・ミー・ザ・ホライズンたちと楽曲コラボ。"今"を生きる若者として、音楽や環境問題、政治、ジェンダー・イクオリティーなどについて意見を発信し、行動を起こし続けるヤングブラッド。2020年代を担うロック・スターは彼で決まりだ!
※アルバム『Weird! / ウィアード』国内盤帯より引用

 

 

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『Weird! / ウィアード!』 発売日:2020年12月4日

 [Physical edition(フィジカル盤)

01. teresa / テレサ
02. cotton candy / コットン・キャンディー
03. strawberry lipstick / ストロベリー・リップスティック
04. mars / マーズ
05. superdeadfriends / スーパーデッドフレンズ
06. love song / ラヴ・ソング
07. god save me, but don’t drown me out / ゴッド・セイヴ・ミー、バット・ドント・ドラウン・ミー・アウト
08. ice cream man / アイス・クリーム・マン
09. weird! / ウィアード!
10. charity / チャリティー
11. it’s quiet in beverly hills / イッツ・クワイエット・イン・ビバリーヒル
12. the freak show / ザ・フリーク・ショウ

[six bonus tracks for Japan – from “the underrated youth” EP]
(日本盤ボーナス・トラック:『the underrated youth』EP)

13. braindead! / ブレインデッド
14. parents / ペアレンツ
15. original me feat. Dan Reynolds / オリジナル・ミー feat. ダン・レイノルズ
16. casual sabotage / カジュアル・サボタージュ
17. hope for the underrated youth / ホープ・フォー・ジ・アンダーレイテッド・ユース
18. waiting on the weekend / ウェイティング・オン・ザ・ウィークエンド

 

[Degital edition(デジタル盤)]

01. teresa / テレサ
02.  Parents / ペアレンツ ※
03. cotton candy / コットン・キャンディー
04. strawberry lipstick / ストロベリー・リップスティック
05. mars / マーズ
06. superdeadfriends / スーパーデッドフレンズ
07. love song / ラヴ・ソング
08. god save me, but don’t drown me out / ゴッド・セイヴ・ミー、バット・ドント・ドラウン・ミー・アウト
09. ice cream man / アイス・クリーム・マン
10. weird! / ウィアード!
11. charity / チャリティー
12. acting like that (featuring Machine Gun Kelly and Travis Barker) ※
13. it’s quiet in beverly hills / イッツ・クワイエット・イン・ビバリーヒル
14. the freak show / ザ・フリーク・ショウ

 ※デジタルVer.のみ「parents」と「acting like that」収録。
「parents」は国内盤ボーナストラックで収録。

 

💿『weird!』からのシングル💿

①「weird!」
リリース日: 2020年4月22日

②「strawberry lipstick」
リリース日: 2020年7月16日

③「god save me, but don’t drown me out 」
リリース日: 2020年9月17日

④「cotton candy」
リリース日: 2020年10月9日

⑤「mars」
リリース日: 2020年11月27日

⑥「acting like that」(featuring Machine Gun Kelly and Travis Barker)
リリース日: 2020年12月2日

 

01. teresa / テレサ

アルバムオープニングトラック「teresa」は割と正統派なロック・ナンバー。
個人的には1:12辺りからドラマティックなバンドサウンドに展開していく流れがお気に入りです(#^^#)


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02. cotton candy / コットン・キャンディー

"セクシャリティーの解放"をテーマにした1曲。
ベースリフが印象に残るキャッチーでポップなメロディ🎵
そしてコロナ禍で撮影されたとは思えない"濃厚接触"満載なMVとなっています💋
ドミニクのムチムチでパッツンパツンのミニスカエンジェル姿が頭から離れなくなるのでご覧になる方はご注意を(笑)


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03. strawberry lipstick / ストロベリー・リップスティック

ラウドでパンキッシュなグラムロックナンバー。


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04. mars / マーズ

ドミニクと複数の男女が周りから伸びる複数の手によってもみくちゃにされたり殴られたり首を絞められたり...。血まみれになりながら「mars」を一心不乱に歌う姿が痛々しいMV。
デヴィッド・ボウイ「Life On Mars」のオマージュと思われる1曲となっています。


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05. superdeadfriends / スーパーデッドフレンズ

 非常に騒々しくて(!?)シャウトするヴォーカルがとっても耳障り(笑)な1曲。
こういうの、好きな人は好き....かな…??


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06. love song / ラヴ・ソング

メロウなアコースティックソング。


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07. god save me, but don’t drown me out / ゴッド・セイヴ・ミー、バット・ドント・ドラウン・ミー・アウト

エモーショナルなパワーロックバラード。
MVのクマ(の着ぐるみ)がドラムを演奏しているところにも注目です。


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08. ice cream man / アイス・クリーム・マン

ポップなメロディと"ラララララ"というバックコーラスがキャッチーな1曲。


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09. weird! / ウィアード!

ユーロポップ調のビート&サウンドに乗せたキャッチーなポップロック
アルバムタイトルトラックになっているこの曲が一番万人受けしそう。


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10. charity / チャリティー

セリフ(ラップ?)のように歌われるパートと、ポップなメロディのサビ、そして中盤~終盤では"La la la la la"のコーラス。1曲に色々な要素を詰め込んだ、ジャンルにとらわれない音楽が魅力のYUNGBLUDの真骨頂ともいえる1曲なのでは??…🎶


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11. it’s quiet in beverly hills / イッツ・クワイエット・イン・ビバリーヒル

アコギとストリングスのサウンドが切ない雰囲気のラヴソング。


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12. the freak show / ザ・フリーク・ショウ

"何でもアリ"な音楽を地で行ってしまうYUNGBLUDことドミニクの自由な音楽をこの曲でも体感できます。アルバムラストトラックは、ヴァースとコーラスで雰囲気とテンポが変わる、シアトリカル且つ個性的な1曲で締め括られます。


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(日本盤ボーナス・トラック)
six bonus tracks for Japan – from “the underrated youth” EP
Track 13~18はヤングブラッドの『the underrated youth』EPの記事でご紹介しています。👇

inthislife.hatenablog.com

 

※「Parents」と「Acting Like That」はデジタル盤のみ収録
(「Parrents」は国内盤のみボーナストラックとして収録)

 

Parents / ペアレンツ

ヤングブラッドのEPUnderrated Youthに収録されている1曲。
「ペヤー!!」と言いながらパンイチ姿でショットガンを担いだり、MV・歌詞とも過激な1曲。メロディ&サウンドはヒップホップ調のポップ・ロックな1曲となっています。過激な歌詞だけど、個人的には結構好きな1曲だったりします(*^^*)


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ちなみに「Parents」"the Version the Label wanted"も公開されています。

 

「parents (the Version the Label wanted)」

「Parents」の歌詞の表現が"グラフィック過ぎる"、MVが"不快すぎる"と言われていた為(?)、MVの一部をモザイクやスタンプ等(?)で隠し、不快な歌詞部分はヴォーカルが消された"the Version the Label wanted=レーベルが望んでいたヴァージョン"として公開されています。


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 12. Acting Like That (featuring Machine Gun Kelly and Travis Barker)

ヤングブラッド&マシン・ガン・ケリー&トラヴィス・バーカーのコラボ曲。
ライヴ映えするようなキャッチーなポップパンクなナンバー。
B級ゾンビ映画のようなミュージックビデオにも注目です。


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1997年8月5日、英国北部のドンカスターで生まれたYUNGBLUDことドミニク・ハリソン。
型にはめられるのを嫌い、自分が好きなこと、やりたいことを明確に意識していたドミニクは、"男らしさ"の定義も拒絶して、メイクをしたりスカートを履いたりする少年だったという。更にADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断を下されて向精神薬を処方されていた。(「Anarchist」(デビューEP『YOUNGBLUD』収録)で歌われている)

そんな彼は地方都市では浮きまくり、周囲に馴染むことができず、都会なら自由に生きられるのではないかと考え、16歳の時にロンドンへ。

他方で音楽をこよなく愛し、父がギター・ショップのオーナーだったこともあり、2歳の時からギターを弾いていたドミニクは、11歳にして曲作りをスタート。ロンドンではパフォーミング・アートの専門学校アーツ・エデュケーショナル・スクールで演技の勉強を学びながらバンド活動を続け、端役でドラマに出演したりもしていた。しかし、ロンドンでも壁に直面。当初は自分のヴィジョンをなかなか受け入れてもらえなかった。

デビューEP『Yungblud』(2018)、『the underrated youth』EP(2019)、1stアルバム『21st Century Liability』(2018)と、型にはまらない男ならではの音楽で、2トーン / スカからオールドスクール・パンク、エモ、フォーク、ヒップホップ、UKガレージ、トラップ、ブリットポップグランジに至るまで、このポスト・ジャンル時代においても尋常ではないレベルの雑食性を見せつけ、北部訛り全開で歌ってきたトピックも、同じくらいの振り幅を誇る。世代・経済格差「King Charles」、個性の尊重「Parents」、過剰な商業主義「Tin Pan Boy」、マッチョイズムと性的同意「Polygraph Eyes」、メンタル・ヘルス「Madication」、銃暴力「Machine Gun(F**k the NRA)」といった具合に、最初の3年は専ら、抑圧的な社会で生きることの苦しみを訴え、大人や権力者や大企業の『ロジックで動く世界の歪み』を自分の言葉で指摘してきた。
そんなドミニクの問題提起は大きな反響を呼び、社会派と呼ばれる他の若手英国人アーティスト、サム・フェンダーやデクラン・マッケンナらも果たせていないアメリカ進出も実現。
2019年では曲が全米ビルボード・ロック・チャートのトップ10入りし、"ザ・ブラック・ハーツ・クラブ"と称される熱狂的ファンの輪が世界中に広がり、Z世代の気持ちを代弁するロック・スターとして頭一つ抜け出した感がある。

そうしたドミニクに共感する、多くの仲間を得た彼が発表した今作Weird! / ウィアード!』は、過去作の延長線上にこそあるが、外に発散するより内面を掘り下げていて、怒りより愛を、分断より絆を歌っている。

アルバムジャケットでは7人の異なるキャラクターに扮したドミニク。
そのメイキング映像をSNSで発信したが、その中でドミニクはこう述べている。
「人間って、誰もが常に15人くらいの異なる人格を内に抱えていることを忘れちゃうんだよ。朝、目を覚ました時に、どのヴァージョンの自分が出てくるのかわからない。俺はこれまで、自分を形作っているそういう人格と闘って黙らせることに、長い時間を費やしてきた。そうしないと、世間の目が恐かったんだよ。でも、自分の内にある人格と対話しないっていうことは、他の人たちとも対話しないことを意味する。ストレンジであることを受け入れて、アブノーマルであることを祝福し、自分の内にあるあらゆる人格に語らせて、歌わせて、グルグル走り回らせればいいんだ。”weird”であることは、何を意味するかって?それは、他の人たちとは違うこと、めちゃくちゃ自由だってことを意味する。俺に言わせれば、最高の生き方だよ」

※一部、国内盤ウィアード!ライナーノーツを参考・引用・編集しています。

 

国内盤ライナーノーツで上記の詳しい情報が書かれているので気になった方は是非チェックしてみて下さいね💛
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久しぶりのアルバムレビューは、昨冬リリースされたヤングブラッドの2ndアルバム!!
個人的にも割と好きな1枚で、しかも国内盤にはボーナストラックとしてEPUnderrated Youthが丸々収録されているのでとってもお得感のある1枚となっています(*^^*)

ジャンルの壁・ジェンダーの壁、世間の常識の壁を越え、様々なテーマ・要素・ジャンルをミックスさせた超個性的なヤングブラッドの音楽に、つい惹き込まれてしまします...(*^^*)
未聴の方は是非チェックしてみて下さい!!🎵

 

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