Avril Lavigne アヴリル・ラヴィーン 『Let Go』(2002年)
『Let Go』(2002年)
カナダ・オンタリオ州ベルビル出身のシンガーソングライター、Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)の、当時17歳の時のデビュー・アルバム。
<プロフィール>
Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)
出生名:Avril Ramona Lavigne
1984年9月27日生まれ
オンタリオ州ベルビルにフランス系カナダ人の両親、父ジャン=クロード・ラヴィーンと母ジュディの元に生まれる。
5歳のときオンタリオ州ナパニーに引っ越し、青春期の大半をナパニーの小さな町ですごした。
両親はバプテスト教の敬虔な信者だった。
2歳上の兄マットと3歳下の妹ミシェルがいる。
ファミリーネームの Lavigne の読み"ラヴィーン(La-Veen)"は英語化された発音で、フランス語では"ラヴィーニュ"と発音し、"La Vigne"はブドウ園の意である。
またギヴンネームの Avril はフランス語で4月(April)を意味するが、アヴリル自身は4月生まれではない。
母はいち早くアヴリルの才能に目をつけ、彼女は2歳の時から母と一緒に教会で歌い始めた。この頃から、声とキャラクターで周囲の人々を驚かせていたほか、幼少から男子と一緒に野球やサッカー、ホッケー等で遊ぶなど、風変わりで、かつ活発な側面を持っていた。12歳の頃に独学で始めたギターが、音楽の道へ進むきっかけになった。
最初にコピーしたのはLenny Kravitz(レニー・クラヴィッツ)の「Fly Away」で、それから曲作りに夢中になった。
1998年、14歳のラヴィーンはオーディションを勝ち抜いた末、カナダ人歌手Shania Twain(シャナイア・トゥエイン)のコンサートツアーに参加。
オタワでのシャナイアのコンサートに登場しシャナイアの曲『What Made You Say That』を披露した。
また地元のフォークシンガー、スティーヴ・メッドにもその才能を見出され、レノックス・コミュニティ・シアターでの公演で彼はアヴリルを招き、彼の1999年のアルバム『Quinte Spirit』用に自身の曲"Touch The Sky”を歌わせ、"Temple of Life" "Two Rivers"もアヴリルは彼の2000年リリースのアルバム『My Window to You』用に歌った。
オンタリオ州キングストンの大手書店Chaptersでカントリー・ミュージックのカバーを歌っていたところを、音楽マネージャーのクリフ・ファブリ(彼はデビューアルバム『Let Go』のリリースまで彼女のマネージャーを担当することになる)に見出され、2000年、16歳の時にアリスタ・レコードA&R部門代表だったケン・クロンガードにより、同レコードの社長であるアントニオ・LA・リードとプロデューサーのPeter Zizzoに紹介される。
彼女のパフォーマンスを見た社長LAは、即契約を締結した。
(一部Wiki参照)
当時16歳のアヴリルは、厳しい両親に育てられていた。
しかし、「両親が私にとっていかに重要かどうかはわかってくれていたし、一生に一度のチャンスかもしれないから、こんないい話を断ることはできなかったの」
と、両親に理解を示してもらい、デビューアルバムに取り掛かるために2001年1月に単身でNYへ移住する。
けれど最初のうちレコード会社からは、自作の歌ではなく他人が書いた曲を歌う事を勧められて不満タラタラだったそう。
NYでの生活にストレスが溜まり、我慢が出来なくなった彼女は同年6月にLAへと再移住を決意。
そこでクリフ・マグネス(シーナ・イーストン、セリーヌ・ディオン等)やプロデューサーチームTHE MATRIX(ヘザー・ノヴァ等)と出会い、一緒にスタジオに入って共作するうちに今作に収録された曲が完成していった。
今作『Let Go』には、他にカート・フラスカ(マドンナのアシスタント・エンジニア出身)、ピーター・ジッゾ(M2M、ジェニファー・ロペス、セリーヌ・ディオン等)がプロデュースに、ミックスにはホール、ブリンク182、アメリカン・ハイファイ、P.O.D.、シュガー・レイ等と仕事をしてきた面々が参加している。
「Losing grip」
4thシングル。
アルバム・オープニング曲。
当時、アヴリル自身一番のお気に入りと語っていた曲。
”昔のボーイフレンドの事を歌った曲。私が求めていたものを与えてくれなかったし、優しくなかった。私はもっと自分を理解して欲しかったし、私だけを見ていて欲しかったの。気持ちの食い違いを表現した曲よ” By Avril
ヘヴィなロックナンバー。
アルバム中でも一番ダークなロックでクールな1曲。
Avril Lavigne - Losing Grip (Official Music Video)
「Complicated」
”フェイクな人は嫌い、自分を作ったりする必要なんてないって言ってるの。リアルに自分に正直に生きるっていうことを歌ってるの” By Avril
『Let Go』リリース前に、デビュー・シングルとしてリリースされた、日本でも一番知名度のある1曲。
楽しそうに歌うMVのアヴリルがめちゃカワイイ。
当時、私にとっていい意味で衝撃を与えてくれた曲。
いつまでも聴いていられる1曲です。
Avril Lavigne - Complicated (Official Video)
「Sk8er Boi」
2ndシングル。
スピード感溢れるパンキッシュなロック・ナンバー!!
この曲も「Complicated」に次ぎ有名な1曲。
イントロを聴くだけでテンション上がります!!
Avril Lavigne - Sk8er Boi (Official Music Video)
「I'm With You」
3rdシングル。
グッと大人っぽいアヴリルを垣間見れる切ないミディアム・バラード。
Avril Lavigne - I'm With You (Video)
「Mobil」
ギターロックナンバー。
「Anything But Ordinary」
”私ならむしろ、普通じゃなければ何でもいい”と、人と違ったことをしていたいと思う気持ちを歌ったポップ・ロックナンバー。
「My World」
アヴリルが5歳の時から住んでいたという町”ナパニー”が歌詞に出てきたり、”1時間以上かけて髪を洗い、5時間かけてその髪をまっすぐ伸ばし、それから編み込みを数限りなく編んで、それで1日が終わってしまったとしても、他にすることなんかどうせ何も無いんだし”という内容の歌詞もとても興味深い(!?)アヴリルの自叙伝的な歌詞にも注目です。
Avril Lavigne - My World (Audio)
「Nobody's Fool」
ラップがカッコいい1曲。
「Naked」
エモーショナルなロック・バラード。
「Why」
ボーナス・トラックとして収録されている1曲。
アコースティック・バラード。
「I Don't Give」
国内盤のエンハンスド・トラックとして、PCで視聴可能の1曲。
普通にボーナス・トラックとして収録して欲しかった、隠れた名曲。
日本デビュー前から、『Let Go』の輸入盤がズラッとレコードショップの店頭に並んでいて、当時も”注目の大型新人アーティスト”と大々的に売り出していた覚えがあります。
私は国内盤リリースを待ってCDを購入。
同年代のアーティストという事で勝手な親近感もあいまって、音楽を聴いてすぐアヴリルファンになってしまいました。
いい具合にロックで、パンクで、バラードも素晴らしい。
おまけに、可愛いけどちょっと不良っぽい出で立ちのジャケ写がとても印象的ですね。
当時リアルタイムで聴けて幸せでした!
(Michelle Branchの記事では、”私はMichelle派”なんて言ってゴメンナサイ。。。ミシェルもアヴリルもどっちも好きです!)