Cocco 『クチナシ』（2021年）
『クチナシ』（2021年）
沖縄出身のシンガーソングライター、Cocco（こっこ）の前作『スターシャンク』より約1年4か月ぶりとなる11thアルバム。
![クチナシ [通常盤]](https://m.media-amazon.com/images/I/51r4ls5JATL.jpg "クチナシ [通常盤]")
新型コロナウィルスによる外出自粛期間中にtwitterやYouTubeに公開された“おうちdemoトラック"シリーズの曲を含む、全15曲収録となる大作アルバム。
サウンドプロデューサーは、14曲を盟友・根岸孝旨が、1曲を初のCocco作品参加となる河野圭が担当。
『クチナシ』 発売日：2021年2月17日
01. White dress
02. 女一代宵の内
03. Supernova
04. 悲しい微熱
05. ひとひら
06. 花咲か仁慈
07. ダンシャリアン
08. アイドル
09. 青葉
10. 潮満ちぬ
11. Rockstar
12. ソリスト
13. 夜喪女
14. 想い事
15. 真白の帆
★アルバムは”初回限定盤A”、”初回限定盤B”、”通常盤”の3種類が展開されています。
『クチナシ』（初回限定盤A）￥8,700+税
完全生産限定SPECIAL BOX仕様
1,111セット限定販売
・クチナシ段ボールSPECIAL BOX
・クチナシヴィーナスTシャツ
・CD（15曲収録）＋DVD（18曲収録） 7インチ紙ジャケケース入り
＜DVD収録内容（初回盤A、B共通）＞
「Cocco 生配信ライブ 2020 みなみのしまのはなのいろ」
1.花爛
2.2.24
3.濡れた揺籃
4.ドレミ
5.Ho-Ho-Ho
6.Gracy Grapes
7.take me home
8.Hush-bye-the-world
9.フリンジ
10.くちづけ
11.Come To Me
12.願い叶えば
13.強く儚い者たち
14.結い
15.ひばり
16.7th floor
17.インディゴブルー
18.Rockstar
『クチナシ』（初回限定盤B）￥5,200+税
クチナシ段ボールスリーブケース仕様
・CD（15曲収録）＋DVD（18曲収録）
『クチナシ』（通常盤）￥3,200+税
01. White dress
全編英語詞の1曲。
ミステリアスな雰囲気の美しく力強い1曲。
02. 女一代宵の内
歌謡曲的なメロディ＆サウンド展開で、とても聴きやすい1曲。
終盤ではCocco節も健在。
ミュージックビデオは3月3日に公開されました。
03. Supernova
イントロからヘヴィなロックサウンド…と思いきや、歌い出しは一転。
そして間奏はまたヘヴィで狂気的なサウンドへ展開する、2面性のある1曲。
04. 悲しい微熱
ムード歌謡曲のようなレトロ感溢れる1曲。
05. ひとひら
ダークな雰囲気の1曲ですが、Coccoの美しいヴォーカルと耳に残るメロディがとても印象的。
Coccoの真骨頂である、美しく妖しい魅力が詰まった1曲ではないでしょうか…(*^^*)
06. 花咲か仁慈
日本的、そして沖縄的な魅力が溢れる1曲。
沖縄のかけ声の一種で、民謡や、踊り等で使われる”イーヤーサーサ”的なコーラスも入る、Coccoの楽曲ではお馴染みの沖縄色の強い歌。
07. ダンシャリアン
”ダンシャリアン”=”断捨離を実施している人を指した造語”
Coccoの歌詞では”断捨離案”と表されている。
ミュージカル的な雰囲気もある1曲。
08. アイドル
Coccoの切なく耳に残る流麗なメロディと、ギターとピアノのシンプルなサウンドが心に刺さる1曲。
09. 青葉
ピアノ伴奏とCoccoの歌声+合唱で構成される1曲。
それこそ学校の卒業式の合唱で取り上げられそうな感傷的で感動的な歌。
10. 潮満ちぬ
苦しい恋に別れを告げて、新たな愛への一歩を今まさに踏み出そうとしている女性の心境をアップテンポで美しいメロディにのせて綴った楽曲。
MVはCocco自ら企画を考案し、地元沖縄県にて撮影され、思うようにいかない日々とそれでも前に進もうとする気持ちを、曇り空の室内と沖縄の大きくちから強い海で表現している。
MVでCoccoが座っている部屋は彼女の実家であり、窓の向こうの曇り空を背景に揺れる木々は自身が幼少期に秘密基地を作り毎日のように遊び、1stアルバム『ブーゲンビリア』に収録されている「がじゅまるの樹」で歌った木々。
11. Rockstar
ヘヴィなロック・サウンドが印象的なナンバー。
Coccoは昔からこういった尖がったハードなロック・ソングも非常に秀逸で、個人的に大好きなテイストの1曲です。
12. ソリスト
心が抉られる程の苦しく切ないスローナンバー。
このどうしようもない切なさを美しいメロディ・歌詞で表現出来てしまうCoccoの才能に改めて感服…。
13. 夜喪女
妖しいタイトルと歌詞の1曲。
まぁアヤシイ歌詞もCoccoさんの得意技なんです（笑）
ロック色の強いアップテンポなキラー・チューン。
14. 想い事
沖縄の三線（？）をバックに沖縄弁で歌う民謡的な1曲。
この手の沖縄民謡的な曲もよくCoccoのアルバムに登場します。
（勿論Cocco自作のオリジナル曲）
15. 真白の帆
ラスト・トラック。
アルバムのラストを飾るのに相応しい、美しくスケールの大きい1曲となっています。
＜プロフィール＆バイオグラフィ＞ ※Wikiを参考に記載しています
Cocco（こっこ）
本名：真喜志 智子（まきし さとこ）
生年月日：1977年1月19日
出身地：日本・沖縄県那覇市
日本の女性シンガーソングライター・女優・絵本作家・エッセイスト・小説家。Colourful Records所属。血液型はO型。
愛称はコッキー、あっちゃん、姫、コウ。
1996年、「Cocko」の名義でbounce records（TOWER RECORDS）より日米でインディーズデビュー。
翌1997年、現在の「Cocco」に改名し、シングル「カウントダウン」でSPEEDSTAR RECORDS（ビクター）よりメジャーデビュー。
同年5月に1stアルバム『ブーゲンビリア』をリリース。
1998年5月リリースの2ndアルバム「クムイウタ」がオリコンウィークリーチャート初登場1位を記録し80万枚以上のヒットとなる。
2001年4月に11thシングル「焼け野が原」と4thアルバム『サングローズ』をリリースすると突然音楽活動の休止を宣言、4月20日のテレビ朝日系「ミュージックステーション」出演を最後に、表舞台から姿を消す。
2002年、「南の島の星の砂」で絵本作家としてデビュー。
2003年に「沖縄ゴミゼロ大作戦」を開始、沖縄の海の清掃などの活動を行う。
同年8月15日、「ゴミゼロ大作戦 vol.0〜正しい海への道のり ラブレンジャー参上〜もしも歌が届いたら 海のゴミを拾ってねの巻」と題し、沖縄県那覇市那覇中学校の校庭にて、那覇中学校吹奏楽部、ボランティアメンバーらと、10分足らずの演奏会を開く。
2004年、尾崎豊のトリビュート・アルバム『"BLUE" A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』に「ダンスホール」で参加。
活動休止後、最初の歌手活動となる。
同年、くるりのヴォーカル岸田繁らと共にバンド「SINGER SONGER」を結成し、2005年5月にシングルとアルバムをリリースした。
2006年2月、5年ぶりのシングル「音速パンチ」をリリースし、本格的に音楽活動を再開する。同年8月15日、「Cocco沖縄ゴミゼロ大作戦ワンマンライブスペシャル2006」を宜野湾海浜公園屋外劇場で開催。
2007年7月にアルバム『きらきら』を発表後、イギリスで暮らし始め、大学に通って写真の勉強をしていた。
同年8月、単行本「想い事。」を出版、単行本としては異例の5万部を突破するベストセラーとなる。
同年9月に「ジュゴンの見える丘」を沖縄限定シングルとしてリリース。
沖縄限定発売にもかかわらず、発売直後に1万枚を突破、地元のレコード店各店でチャート第1位を獲得、さらにオリコン全国シングルチャートで初登場第36位にランクインと大反響を呼び、11月に全国発売される。
11月、全国ツアー「Cocco きらきら Live Tour 2007/2008」をスタート。
同年11月21日から8月刊行の単行本「想い事。」の出版を記念して、東京・ペンタックスフォーラムにて、写真展「想い事。」を開催。
2008年12月、自身初のドキュメンタリー映画「大丈夫であるように -Cocco 終らない旅‐」（是枝裕和監督）が公開された。
2009年、雑誌「papyrus」に、拒食症と自傷行為のことを語る。
8月15日、エッセイ集「こっこさんの台所」を出版、9月16日には同エッセイ集から生まれた4曲を収録した「こっこさんの台所CD」をリリース。
2010年、初セルフプロデュースのアルバム『エメラルド』をリリース。
同年5月、初の書き下ろし長篇小説「ポロメリア」を上梓、増刷を重ねてロングセールスとなる。
同年11月、約3年ぶりとなるワンマンライヴツアー「Cocco 60分 Special Live “エメラルド” Tour 2010」をスタート。
アルバム『エメラルド』を記念したスペシャル企画として、CoccoとCoccoを愛してやまない映像作家たちがコラボレーションした制作費0円の自主制作映像「0円ポッキリ!完全自主制作映像!Inspired movies（インスパイアード・ムービーズ）」が11月3日から11日までの9日間、Ustreamで公開された。
総観覧者数は84,283人を記録、リアルタイム観覧数でも最高位世界第2位を獲得し、その反響の多さから12月からYouTubeでも公開されることになった。
2011年、インディーズデビューから15年目のアニバーサリーイヤーを迎えた。
9月、初主演を果たした塚本晋也監督の映画「KOTOKO」が第68回ヴェネツィア国際映画祭で斬新な作品に与えられるオリゾンティ部門最高賞を受賞。同作品でCoccoは主演のほか、企画・原案・美術・音楽にも携わった。
2012年、メジャーデビュー15周年を迎えた。
4月7日、映画「KOTOKO」が日本で全国公開。
2014年1月、OFFICE SHIKA x Cocco「ジルゼの事情」で舞台初主演を果たす。初演の好評を受け、9月18日よりサンシャイン劇場にて規模を拡大して再演。
2016年8月24日、アルバム『アダンバレエ』をリリース。
9月から10月にかけて、5年ぶりの全国ツアー「Cocco Live Tour 2016 “Adan Ballet”」を開催。
10月、メジャーデビュー20周年の記念日となる翌2017年3月21日へ向けてアニバーサリープロジェクト「Cocco20」がスタートすることをオフィシャルサイトで発表。
2017年8月12日、飯島バレエスクール（飯島礼子代表）の創立55周年を記念した第47回定期公演のチャイコフスキー「眠れる森の美女」（全幕）に卒業生の一人として出演。
Coccoは砂川世里奈と呪いの効き目を和らげるリラの精を前半と後半に分けて担当。
2018年7月7日、アパレルブランド・Composition-aを立ち上げる。
2019年10月2日、3年ぶりとなる10thアルバム『スターシャンク』をリリース。
2021年2月17日、約1年4か月ぶりとなるニューアルバム『クチナシ』をリリース。
＜Discography＞
『ブーゲンビリア』（1997）
『クムイウタ』（1998）
『ラプンツェル』（2000）
『サングローズ』（2001）
『ザンサイアン』（2006）
『きらきら』（2007）
『エメラルド』（20010）
『プランC』（2014）
『アダンバレエ』（2016）
『スターシャンク』（2019）
「潮満ちぬ」「ひとひら」とCoccoの新曲がリリースされたのでMVで観て聴いた。
やっぱりハズレがないんだよなぁ、こっこ。そしてニューアルバムリリース！
Coccoは昔から（10代の頃から）大好きで、今でも良く聴く数少ない邦楽（J-POP）アーティストの1人です(^^;)
何が良いかって？？
とりあえずCoccoの1st『ブーゲンビリア』から『サングローズ』までの4枚を聴いてみてください。この4枚は特におススメで、彼女の良さは十二分に解って頂けると思います！
そしてこの新作も、美しい歌声と切なく美しいメロディライン＆狂気じみた曲＆沖縄テイストもやはりこれぞCoccoという音楽…！！
期待通りの、いや、期待以上の個性的で素敵な楽曲ばかりです！
初回限定盤A・Bには圧倒的なパフォーマンスと斬新なアレンジが話題となった「Cocco 生配信ライブ2020 みなみのしまのはなのいろ」にて演奏された全18曲を収録。
そのうち、「take me home」「Hush-a-bye-the-world」「結い」「7th floor」の4曲はこのDVDにのみ収録される曲となり、貴重なライブ映像となっていますので、必見です！
Coccoの音楽をまだ良く知らない、という方は是非この機会にチェックしてみてくださいね！！
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