Pale Waves ペール・ウェーヴス 『Who Am I?』(2021年)
『Who Am I?』(2021年)
イギリスのインディー・ロックバンド、Pale Waves(ペール・ウェーヴス)の、前作『マイ・マインド・メイクス・ノイジーズ』より約2年半ぶりの2ndアルバム。
『Who Am I?』
発売日:2021年2月12日 国内盤価格:税込2,750円(税抜2,500円)
01. Change
02. Fall To Pieces
03. She's My Religion
04. Easy
05. Wish U Were Here
06. Tomorrow
07. You Don't Own Me
08. I Just Needed You
09. Odd Ones Out
10. Run To
11. Who Am I?
12. Tomorrow(Demo) ※日本盤ボーナス・トラック
producer:Rich Costey
Pale Waves(ペール・ウェーヴス)のデビュー・アルバム『マイ・マインド・メイクス・ノイジーズ』(2018)は80年代のポップミュージックに影響されているのに対し、本作『Who Am I?』はメンバーが子供時代だった90年代~2000年代頃の、アヴリル・ラヴィーンやアラニス・モリセットなどの音楽に大きなインスピレーションを受けているアルバムとなっています。
『Who Am I?』[シングル曲]
◾「Change」/ 2020年11月10日リリース
◾「She's My Religion」/ 2020年12月15日リリース
◾「Easy」/ 2021年1月13日リリース
◾「You Don't Own Me」/ 2021年1月29日リリース
◾「Fall To Pieces」/ 2021年2月9日リリース
01. Change
アルバムからのリードシングル。(リリース日:2020年11月10日)
アップテンポでキャッチーなポップ・ロックナンバー。
02. Fall To Pieces
アルバムからの5thシングル(リリース日:2021年2月9日)
曲調も雰囲気もアヴリル・ラヴィーンを彷彿とさせるダークでキャッチーなメロディーの1曲。
03. She's My Religion
ヘザーが二人の女性の間にある同性愛について包み隠さずに表現した楽曲で、彼女のガールフレンドへのラブレターでもあるという1曲。
ダークでエモーショナルな1曲。
04. Easy
しょっちゅう裏返るヘザーのヴォーカルスタイルは、アラニス・モリセットやドロレス・オリオーダンに影響を受けているもよう。。。
05. Wish U Were Here
ヘザー(現在20代後半くらい?)は割と幼い声質なんですよねぇ。。。
そしてこの曲、メロディーのせいか歌下手に聴こえてしまう、、、(^^;)
06. Tomorrow
リズミカルなポップ・ロックナンバー。
ライヴ映えしそうなノリノリのキラーチューンです!
07. You Don't Own Me
以前このシングルの記事でも書いたのですが....狙ってるのかもですが、、、サムネを見てもわかる通りヘザーのメイクが酷すぎ(^^;)
昔のアヴリルを意識してるようなガーリー&パンキッシュな衣装のミュージック・ビデオです!
08. I Just Needed You
メランコリックなメロディのポップ・ソング。
09. Odd Ones Out
アコースティック主体のミディアムスローナンバー。
10. Run To
アップテンポでノリの良いポップ・ロックナンバー!
11. Who Am I?
ピアノ+アコギの音色が美しいスローナンバー。
他の10曲がテンポの良いキャッチーなポップソングなので、このゆったり加減が余計に引き立っています。
youtu.be
12. Tomorrow(Demo) ※日本盤ボーナス・トラック
国内盤にはこの曲のデモ版がボーナストラックとして収録されています。
歌詞・対訳が要らない方は、このボートラ目当てにわざわざ国内盤を買う必要はないでしょう…(^^;)(個人的感想)
ゴシックでパンクな出で立ちのヘザーを始めとする4人のバンドメンバー達ですが、動画サイトにアップされていた6年前くらいのとあるテレビ番組(?)出演時の映像では全く違うテイストのファッション!!
これは…何年代ファッションと云うのでしょうか…?
レトロな柄シャツにロールアップしたジーパンにスニーカー、ヘザーは化粧も濃ゆいゴシックメイクじゃないし、長~く伸ばした髪をそのまま垂らし演奏。ギターがめちゃ弾きにくそうです…(^^;)
4人とも、結構なダサ加減の私服で収録に来ちゃいました的な衣装。。。
2017年にレコードデビューしたようなので、6年前というと結成1年位のアマチュアバンド(?)時代だったからでしょうかね…(;^ω^)
いやぁ、でもあれからみんな垢抜けましたね…!!(*^^*)
ペール・ウェーヴスは、一聴してわかるように、非常にキャッチーでポップな音楽が印象的です!
ヘザーのゴス&パンクな風貌から、めっちゃ刺々しい奇抜な音楽を掻き鳴らしてくれるのかと思いきや、思いっきりフツーです!(←フツーは誉め言葉!!)
この『Who Am I』もアルバムタイトル曲以外はアップッテンポでキャッチーなポップ・ロック曲ばかりでとても聴きやすい!!
本作は前作『My Mind Makes Noisies』ほど80年代っぽさは薄れているものの、やっぱり90年代~2000年代初頭の華やかなポップ~ロック・ミュージックを彷彿とさせるサウンドと、耳に残るキャッチーなメロディライン。
ヘザーのヴォーカルも、アヴリル・ラヴィーンのようなガール・ポップ&ロック系統の(ちょっと幼い感じの)声質で、アラニス・モリセットやドロレス・オリオーダン風の、声がひっくり返る唱法が特徴的です。(実際ヘザーはドロレスやアラニス、アヴリル等が好きで影響を受けているとのこと。その他にザ・キュアーやマドンナ、プリンス等も好きだとか)
そしてそして…この際だから(!?)正直に言います。。。
ヘザーのヴォーカルは、決して上手くありませんっ!!
ライヴ映像など観ると、音程ブレブレでハッキリ言って歌がヘタです…!
スタジオアルバム収録の曲では巧く歌っている様に聴こえますが、ライヴだと歌がちょっと???なのがバレてしまってます…。
(しょっちゅう声をひっくり返らせる歌い方が余計に下手に聴こえてしまうのかも…)
でも!でも!だからこそヘザーの歌唱力の向上とともに今後かなりの伸びしろが期待できるバンドなのではないでしょうか…!!(と一応フォローさせてください)
と、結構辛口で好き勝手言ってしまいましたが、アヴリル・ラヴィーン系統のキャッチーなポップ・ロックが好きな方に是非おススメしたいアーティストです!
今後のヘザーの(Live時の)歌唱力アップに期待!
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