”超美形”フロントマン、ヨンネ・アーロン率いるNegativeの初来日公演!の日の出来事☆
2004年4月22日、超美形フロントマン・ヨンネ・アーロン率いるフィンランドのロックバンド、Negative(ネガティヴ)が初来日、ライヴを行った。
このライヴは、期待の新人バンドをピックアップして、日本の観客にその勇姿を紹介する”ニュー・ブラッド”というイベントの一環とのこと。
この年の初めに、彼らのデビューアルバム『War Of Love』を購入し、直ぐにNegative(特にヨンネの)の虜となってしまった私は、初来日ライヴがあると知ると、ためらわずチケットを購入したのであった。。。
金額はそんなに高くなかった気がします。4000弱~4500円位??だったかな?
もう16年も前の事なので、記憶を辿りながら書いていこうと思います。記憶違いがもしかしたらあるかもしれませんが、ご了承下さいませ。m(_ _)m
ライヴ会場は、原宿アストロホール。(近年閉館してしまったようで、機会があればまた訪れたかったので残念です)
開場・開演は確か午後6時~7時頃だったと思います。
ライヴ当日、関東のとある地方住みの私は、電車で片道2時間余りの距離があったので、その日のお昼頃に家を出て、電車に乗りました。
当時私はヨンネと同じ20歳。ライヴというライヴが初めてだった私は、原宿だったし何より憧れのヨンネに逢えるということもあり、何を勘違いしたのか、スタンディングのライヴなのに、ピンヒールにシフォン系のヒラヒラスカートというライヴあるまじき出で立ちで出かけてしまい、今考えるとライブの服装のマナー違反だったと反省しております。スミマセンでした…。
原宿駅に午後2時~3時頃到着し、”あぁ、ここが原宿かぁ”なんて田舎者丸出しの感想を持ちながら、駅構内に貼ってあった公開直前の映画「ホーンテッドマンション」のポスターを横目に原宿駅から出て横断歩道を渡っていた時、一人のスラっとしたスーツ姿の男性が声を掛けてきた。
「すみません、ファッションに興味ありませんか?」
急に来られたもんだから、田舎者&小心者の私は、伏し目がちに咄嗟に一言「ないです。」と。「そうですか」と男性はあっけないくらい直ぐにスッと立ち去っていきました。
これが、”よく原宿を歩いていると芸能界とかにスカウトされるっていうあれか!!?”と、”ちょっともったいないことしたかなぁ”とか思ったり、でも恐ろしい都会のスカウト詐欺(芸能界デビューさせてやるよと近づき、登録料やレッスン料という名目で金銭を払ったけど実際にはデビューできない、等...)もあるっていうから、まぁいいか、なんて思いながら原宿の竹下通りを探索。
探索と言っても、地方ではなかなかお目にかかれない、お洒落・奇抜・マニアックなお店ばかりで、店内に入る勇気は出ず(笑)ただ通りをひたすら歩く。
折角遠路はるばる原宿まで来たのだから、色んなショップに入ってみればいいのに、と思うが、やっぱりもし今行ったとしてもなかなか入店する勇気は出ない気がする…。田舎者の性なんですよ(涙)
ライヴの開場まで時間があるし、昼食も食べていなかったので何か食べよう。でも、どこに何があるかわからないので、原宿駅の前の吉野家のカウンターで牛丼を食す(笑)
うら若き(自分で言うな)そこそこお洒落した格好の女性が吉野家でひとりカウンター席で牛丼を食べるというちょと恥ずかしい絵ずらの出来事でした…。
その後も時間を潰しながら、家でネットで地図を調べ印刷してきた原宿アストロホールの場所をあらかじめ確認しながら周辺を散策。アストロホールの反対側にある、ラフォーレ原宿にも思い切って入店。やっぱり東京のお店はおしゃれやな、とか思いながら何を見るでも買うでもなく、とりあえずお手洗いへ行きながら時間を潰す。
ラフォーレを出てからもしばらくまた当てもなく散策。
薄暗く(?)なってきて、やっと開場の時間になり緊張しながらアストロホールへ。
館内は狭く、階段を上がっていくとライヴ会場。収容人数は400人位みたいですが、そんなにギュウギュウでもなくどちらかというと余裕があったので、半分程度?か2/3位の人数だったような気がします。
皆さん黒っぽいTシャツの方が多かった印象。若い女性に混じり、男性ファンの姿もチラホラ。ヨンネの敬愛するSkid Rowのなど、メタル系バンドのTシャツを着ている方も。
前の方で観たいがこの服装なので、しかもライヴのノリ(両手を上に上げてノる例のヤツ)がこっ恥ずかしかった為、後ろの方でNegativeの登場を待つ。
開演時間を少し過ぎたころ、お待ちかねのNegativeの面々の登場!!
ヨンネは上は黒いアミアミのスケスケの衣装で、下はタイトで股下浅めの白いパンツ姿。
憧れのヨンネが目の前に!!感動するのと同時に、恋焦がれていた(?)ヨンネを前に夢を見てるような約1時間弱のライヴ。ヨンネはところどころで自分のエ〇アンのミネラルウォーターを自分自身や自分の周り(?)にかけながら、時には自分の口に含んだその水を”ブフーッ”と霧状に周りに噴射したり(笑)しながらパワフルに熱唱。
後半は上着を全て脱ぎ捨て、色白な上半身を露わにして熱唱。
ピンヒールを履いてきてしまった私の脚は、ライブ前の”原宿さんぽ”ですでにボロボロでしたが何とか持ちこたえました。
<セットリスト>
01.Misery
02.Last Hero
03.After All
04.Naive
05.Goodbye
06.1000 Nails In My Heart
07.Lost Soul
08.Dying Feelings
09.Bleeding
10.Still Alive
11.The Moment of Our Love
12.Inspiration
NEGATIVE / In My Heaven
あっという間の1時間程度のNegativeのライヴでしたが、素晴しかった!
ライヴの余韻を残しつつ、また片道二時間の帰路につきました。
それから程なくして、彼らが東京・大阪で行われる8月開催のSUMMER SONIC 2004にも出演が決まったとの事で、またまた直ぐにチケットを購入するのであった・・・・・・。