Annie Lennox アニー・レノックス 『Diva』(1992年)
『DIVA』(1992年)
Eurythmics(ユーリズミックス)のヴォーカリストとして知られるイギリスのミュージシャン、Annie Lennox(アニー・レノックス)1枚目のソロ・アルバム。
このアルバムは1位で英国のアルバムチャートに入り、その後イギリスだけで120万枚以上を売り上げ、4倍のプラチナ認定を受けている。
また、トップ30ヒットでダブルプラチナ認定を受けたアメリカでも成功を収めた。
1993年ブリット・アワードで、英国アルバム・オブ・ザ・イヤーのブリット賞を受賞。
アルバムはアルバム・オブ・ザ・イヤー、最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス、ベスト・ロング・フォーム・ミュージック・ビデオにノミネートされ、同年のグラミー賞で後者賞を受賞。
「外との接触がないまま2年という月日が過ぎていったわけだけど、その間に私の周辺でも沢山の出来事が起こり、それがきっかけで私自身の人生は根本から変わったわ。その中でも特にハイライトだったのが娘の誕生。これは自分にとって驚異の出来事だった。そして、その頃から音楽的にも変化があって、自分自身のアルバム制作をしたいと思うようになったの」by Annie
1989年9月、アルバム『ウィ・トゥー・アー・ワン』を発表し、その直後からのワールドツアーを敢行したユーリズミックスが、ツアーの終了と同時に活動休止を宣言。
すでにその時に、アニーが1987年に結婚したイスラエル人の映画プロデューサーである夫との間に愛娘を妊娠していて、それを知ったデイヴ・スチュアートが、アニーの出産と育児の事を考え、2年間という期限付きでユーリズミックスの活動休止を彼の方から宣言した。
そんな中の2年という歳月が過ぎていき、そろそろユーリズミックスに何か動きがあってもおかしくないのでは…?と思っていた矢先に、ユーリズミックス活動再開よりも先にアニーのソロアルバムの発表!!
アニーは娘の誕生が大きなきっかけとなり、アニーはソロアルバムの制作を決意。
さらに、今作『Diva』以降もアニーのソロアルバムを手懸けることになるプロデューサーのスティーブン・リプソンとの出会いももうひとつのきっかけになったそうです。
知らない人といきなりスタジオ・ワークをするのは私には無理だと思っていたのに、スティーブンとはうまくいったのよ。彼にプロデュースを頼んで本当に良かった、とアニー。
※Wikiと国内盤『Diva』のライナーノーツを参考に記載しています。
「Why」
1stシングル。
MVではアニーがジャケ写のド派手な頭飾りを付けた、”DIVA”の出で立ちになるまでのメイクアップからを垣間見れます(*^^*)
「Walking On Broken Glass」
3rdシングル。
リズミカルなイントロからキャッチーな1曲。
「Precious」
2ndシングル。
ミステリアスなエレクトロ・ロック調の1曲。
「Cold」
4thシングル。
エモーショナルなミディアムバラード。
「Money Can't Buy It」
ユーリズミックスで魅せていたマニッシュな出で立ちとは打って変わって、女性らしい美しいアニーを拝めるMVです(*^^*)
「Little Bird」
5thシングル。
ミュージックビデオはソフィー・ミュラーが監督し、アニーが過去10年間のビデオ(ソロとユーリズミックスの一部)のキャラクターに身を包んだ8人のアニーそっくりな人物達が登場。
徐々に8人のキャラクターはスポットライトを浴びるために争い始めてしまいます(^^;)
曲はエレクトロ・ポップ調のノリの良い1曲。
アニーは2012年8月12日にロンドンで開催された2012年夏季オリンピック閉会式でこの曲を演奏しました。
「Primitive」
心地良いスローテンポの1曲。
「Stand By Me」
ミステリアスなミディアムナンバー。
「The Gift」
この映像で周りの人からアニーにバラ撒かれているのは何?鳩の餌!??(;゚Д゚)
そして何をされても動じない菩薩のようなアニー...。
「Keep Young And Beautiful」
だいぶ昔の歌を再現したようなレトロ感満載の1曲。
「Step By Step」
日本盤ボーナストラック。
シングル「Precious」のB面に収録されている曲で、1996年には、映画『天使の贈りもの」~オリジナル・サウンドトラック』で、ホイットニー・ヒューストンにカヴァーされています。
そしてこのアルバムを制作するきっかけとなったアニーの娘、ローラ・レノックスが、なんと最近歌手デビューしたとの事!!!( ゚Д゚)
そのMVがこちら↓↓↓
Lola Lennox 「In The Wild」
アニーを思わせるキリッとした顔立ちをした美人!!!
歌声も、アニー程ハスキーではありませんが、芯の通った力強い歌声と、歌の巧さもピカ一といった印象です(^^)やはりどことなく歌声もアニーの面影を感じます。
ローラ・レノックスも今後要チェックです!(*^^*)
と、少しアルバム『Diva』から話がズレましたが、本作『Diva』は、母親となったアニーの女性としての感情・母性が十二分ににじみ出ている素敵なアルバムになっていますので是非聴いてみて下さいね!!(#^^#)