Delta Goodrem デルタ・グッドレム 『Wings Of The Wild』(2016年)
『Wings Of The Wild』(2016年)
オーストラリアのシンガーソングライター、Delta Goodrem(デルタ・グッドレム)の前作『Child Of The Universe』から約4年振りとなる5thアルバム。
日本国内盤未発売。
トラと疾走するデルタのジャケ写が印象的。
アルバムタイトル通り、パワフルで野性的で、エネルギーに満ちたアルバムになっています!
今作では、デビュー時からのお馴染みのソングライターVince Pizzingaが5曲に関わっており、「Wings」や「Dear Life」等を手懸けているAnthony Egizii & David Musumeciは、リッキー・マーティンやザ・ヴェロニカズ、元スパイスガールズのゲリ・ハリウェルなど、様々な国内外のアーティストに曲を提供してきた人物のようです。
「Feline」
タイトルは”猫”
野性的な(?)歌詞にも注目です。
「Wings」
1stシングル。
アップテンポなポップナンバー。
「Dear Life」
2ndシングル。
デルタお得意のスタンダードなバラード曲。
闘病中のデルタの映像が映し出されたり、感動的な1曲です。
「Just Call」
Hi Ya Ya Ya Yaaa Ya!と歌うサビの部分がとても印象的。
サウンドがとってもワイルドだろぉ~(#^^#)
「In The Name Of Love」
ピアノのパート、ドラムのビートがとてもカッコいい1曲。
アップテンポでこちらもとってもワイルドな雰囲気。
「Enough」(feat.Gizzle)
3rdシングル。
”Gizzle”という人物とコラボしている1曲。
Gizzleはアメリカのラッパー兼ソングライターで、彼女はこの曲でラップ部分とコーラスを歌っています。
あれ?デルタはヒップホップ、ラップにも興味を持ち始めたのかしら???
ピアノの音色と、デルタのポップロック調のメロディと、Gizzleのラップが絶妙にマッチしていてカッコイイ1曲に仕上がっています!
「Heavy」
ピアノの音色と、陰鬱な雰囲気が、トーリ・エイモスを彷彿とさせます…。
次第に盛り上がっていく後半のクライマックス部分は必聴です!
「Only Human」
ジョン・レノンの「Imagine」っぽいイントロで始まる1曲。
デルタの伸びやかでエモーショナルな歌声が印象的なスローなバラードです。
「The River」
4thシングル。
なんだかデルタ主演のサスペンス映画のようなMVが意味深。。。
終盤ではちょっとオカルトホラー(!?)っぽい展開になっているので、そちらも是非チェックしてみて下さい…。
「I'm Not Giving Up」
ギターのカッティングが耳に心地いいイントロから始まるミディアム・ナンバー。
「Encore」
デルタの伸びやかな声が響く1曲です。
「Hold On」
ストリングスのイントロが印象的なアップテンポな1曲。
「I Believe In A Thing Called Love」
ラスト・トラック。
ピアノメインのアレンジで、デルタの歌声が引き立ちます。
思わず聴き入ってしまうスローナンバーです。
今作では、全体的にピアノをメインにしながら、ストリングスが絡むアレンジが印象的でした。
ピアノとストリングスというと、しっとりとした大人しい曲というイメージだと思いきや、メロディや曲調の面でも『Wings Of The Wild』はタイトル通り全体的にエネルギッシュな野性味あふれるサウンドになっています。
1stアルバム『Innocent Eyes』では、可愛らしい雰囲気のバラードを歌っていたデルタが、カッコイイ曲を歌うようになったなぁ…と勝手にしみじみとしちゃいます(#^^#)
そしてロックやヒップホップはあまり好きではなかった(はずの)デルタが、(ラップこそ歌っていませんが)女性ラッパーとコラボしている曲もあり、デルタの音楽の幅もグッと広がった作品になっていると思います!
未聴の方は是非チェックしてみて下さいね!
『Wings Of The Wild』