IN THIS LIFE  ~音楽と映画と海外ドラマをこよなく愛するmamaブログ

好きな音楽の事などを中心に書いております! I write mainly about my favorite music! HAVE FUN

Avril Lavigne アヴリル・ラヴィーン 『Goodbye Lullaby』(2011年)

『Goodbye Lullaby』(2011年)

カナダ出身のシンガーソングライター、Avril Lavigneアヴリル・ラヴィーン)の、前作『The Best Damn Thing』より4年振りとなる4thアルバム。

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 前作『The Best Damn Thing』から今作『Goodbye Lullaby』リリースまで、4年もの時間が掛かってしまった理由は、レコード会社との衝突があったからだという。
アルバムの内容について、レコード会社と何度も論議して、押し引きがあったが、アヴリルは自分を貫き通して、自身が作りたかったアルバムを作ったそう。

 

プロダクション面では、アヴリルのヴォーカルに重きが置かれ、サウンドはアコギやピアノ、ストリングスが取り入れられました。
また、エレキギター等も使用され、今までのようなパンキッシュなアヴリルも聴くことが出来ますが、『The Best Damn Thing』より落ち着きを取り戻した(といっても『The Best Damn Thing』が弾けに弾け過ぎていた)エモーショナル・ロック的な要素を含んだ作品となっています。

「とにかく、自分にとってリアルな曲、リアルなレコードを作ることに集中したの。だから私のヴォーカルが埋もれたり、削り取られてしまうようなポップ・ロックにはしたくなかったの。どの曲も私の声がちゃんと聴こえるし、何を言っているかも聞き取れるでしょ?私はこのレコードの中に、全身全霊を投じたのよ。だからこれだけエモーショナルなアルバムになったの」By Avril

 

<プロデュース>
Avril Lavigneアヴリル・ラヴィーン
Deryck Whibley(デリック・ウェブリー)
Butch Walkerブッチ・ウォーカー
Max Martin & Shellback(マックス・マーティン&シェルバック)

アルバム中11曲を、2009年に離婚した元夫で、Sum41のヴォーカル、デリック・ウェブリーがプロデュース。
離婚後も良い関係を保っていて、仲の良い友人であり、コラボの相性は抜群だから何の問題も無かったとのこと。

ブッチ・ウォーカーは、前2作『Under My Skin』『The Best Damn Thing』でお馴染みの人物。

今作で初めてプロデュースに加わっている、マックス・マーティン&シェルバックは、バックストリートボーイズや、ブリトニー・スピアーズテイラー・スウィフトなど、多くのヒット曲を輩出しているコンビ。

 

「Black Star」

アルバムオープニングで、1分半程の短い曲…。
 ”Black Star”と名付けられた、アヴリルの香水のCMキャンペーンの為に作られた曲。
香水のコンセプト、黒い星になる(ユニークな存在になる)と、星に手を差し伸べる(野心を持つ)に因んだテーマソングを作ってみたところ、マジカルで軽やかでドリーミーな普段とは違う趣の曲が誕生。
この曲にインスパイアされたアヴリルはソングライティングにのめり込み、香水と同じ”Black Star”と名付けたこの曲をアルバムのイントロに使うことにしたそうです。
ピアノの音色がキラキラ輝く星の様に、美しいメロディを奏でております(#^^#)

 

「What The Hell」

 1stシングル。
マックス・マーティン&シェルバックのプロデュースだけあって(!?)万人受けするキャッチーなポップ・ロック・ナンバー!!


Avril Lavigne - What The Hell

 

「Wish You Were Here」

 3rdシングル。
こちらもマックス・マーティン&シェルバックのプロデュース。
メランコリックでエモーショナルなミディアム・バラード。


Avril Lavigne - Wish You Were Here (Official Music Video)

 

「Smile」

2ndシングル。
子気味良いビートが心地良い、メロディックパンク・ロック
こちらもマックス・マーティン&シェルバックコンビのプロデュース。


Avril Lavigne - Smile (Official Music Video)

 

「Stop Standing There」

 ライヴでは一緒に手拍子したくなる1曲!
アレンジもどちらかというとシンプルにまとめています。

 

「Everybody Hurts

 個人的にお気に入りの1曲です。
プロデュースは元夫のデリック。
哀愁漂う、エモーショナルなメロディラインが印象的。

 

「Darlin」

 アコギメインで、とてもシンプルなアレンジにより、アヴリルの情感たっぷりのヴォーカルがより一層際立ちます。。。

 

「Alice」

映画『アリス・イン・ワンダーランド 』への書下ろし曲で、映画のエンド・クレジットに流れた曲。
とても壮大なミディアムナンバーに仕上がっています!!


Avril Lavigne - Alice (Official Music Video)

 

「Remember When」

 ピアノやストリングスのサウンドがとても美しい1曲。
エモーショナルなバラードになっています。

 

「Goodbye」

ラスト・トラック。
作詞・作曲、プロデュースもアヴリル自身によるもの。
アレンジは、ピアノとストリングがメイン。
アルバムタイトルもこの曲に着想を得たといいます。
しっとりと聴かせるスローナンバーです。

 

「Knockin' On Heaven's Door」

 ボーナス・トラック。
ボブ・ディランの「天国への扉」のカヴァー。
戦災児を支援するWarChild財団のチャリティ盤に収められていた1曲。

 

「Bad Reputation」

ボーナス・トラック。
アメリカの女性ロックバンド、The Runaways(ザ・ランナウェイズ)の創設メンバーとして知られる、Joan Jett(ジョーン・ジェット)の同曲のカヴァー。
超アップテンポなビート・サウンド&パンキッシュなロック・チューンで、アヴリルにピッタリの1曲!

 

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 前作『The Best Damn Thing』とは打って変わって、大人っぽい、落ち着いたアルバムに仕上がっている印象です。
前作のテンションMAX!!的なノリが好きなリスナーには、ハジけ具合が物足りないかもしれませんが、本来の素のアヴリルはどちらかというとこの作品に近いと個人的には思っています。(ライヴでは、ハジけまくるのは好きだけど、普段のアヴリルはシャイ・ガール!?だと勝手に思っているので...)
ハッピーオーラ全開、アゲアゲノリノリのちょっと”マリッジ・ハイ”の入っていた前作からグッと大人の女性に素敵に変化したアヴリルを温かい目(耳?)で聴きましょう(^^)

 

 『Goodbye Lullaby』

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