Kim Wilde キム・ワイルド 『Close』(1988年)
『CLOSE』(1988年)
イギリス出身の歌手、Kim Wilde(キム・ワイルド)の、前作『Another Step』より約2年振りの6thアルバム。
<プロフィール&バイオグラフィ> ※Wikiとライナーノーツを一部参考に記載しています。
Kim Wilde(キム・ワイルド)
本名:Kim Smith(キム・スミス)
1960年11月18日 生まれ
イギリス、ロンドン郊外のミドルセックス州出身。
父親は歌手のマーティー・ワイルド。
(イギリスが生んだ最初のロックン・ローラーといわれている人で、ザ・ビートルズ出現以前のイギリスロックの創成期に活躍した中の1人。ロカビリーの様な曲調で人気を博した。
代表曲は「Endless Sleep」「Teenager In Love」「Sea Of Love」などがある。)
子供の頃にはビーチ・ボーイズやサイモン&ガーファンクル、ジョニ・ミッチェル、クラフトワークらにインスパイアされたという彼女は、最大のヒーローをトッド・ラングレンだと語っている。
(本作では、そのトッド・ラングレンの曲「Lucky Guy」を聴く事ができる)
1980年にデビュー。
(弟のリッキーも歌手としてキムより早くデビューしている。)
ファーストシングルの「Kids In America」が全英で2位、全米25位のヒット。
1982年には土屋昌巳のプロデュースによる「Bitter is Better」で日本の清涼飲料水のCM(カルピス B&L)にも登場。
その後数曲のヒットを放つが次第に人気が落ちる。
しかし、1986年にシュープリームスのカヴァー「You Keep Me Hangin' On」をリリースすると瞬く間にラジオ局で火が付き、2度目の全英2位をもたらす。
またアメリカでは更に人気が出て見事全米1位を獲得。
翌年はコメディアンのメル・スミスとデュエットした曲で全英3位。
また、Yvonne Elliman(イヴォンヌ・エリマン)もカバーした、ビージーズの「If I Can't Have You」をカバーしていることでもよく知られる。
マイケル・ジャクソンのヨーロッパツアーの前座も務める。
以降も世界的に安定した人気を保つ。
近年はガーデニングに嵌り本も出版。
また2006年Nenaとデュエットした曲がドイツでヒットし『Never Say Never』にはNenaも参加している。
現在は本国イギリスよりもヨーロッパ本土での人気が高い。
『Close』では、デビュー以来ずっとキムをサポートしてきた弟リッキーがプロデューサーとして参加。
さらに父親のマーティがソングライトを担当と、キム一家が総出でバックアップ。
加えて新たなプロデューサーにはTony Swain(トニー・スウェイン)がも参加し、キムの新たな魅力を引き出している。
「Hey Mr Heartache」
1stシングル。
アメリカのダンス・ミュージックを彷彿とさせるエネルギッシュなサウンドが印象的。
「Another Step」でキムとデュエットした英国のR&Bアーティスト、Junior Giscombe(ジュニア・ギスコム)がこの曲でも参加しています。
「You Came」
2ndシングル。
キムの魅力全開のポップなダンスチューン。
「Four Letter World」
4thシングル。
エモーショナルなミディアム・ナンバー。
「Love In The Natural Way」
5thシングル。
エモーショナルなラヴ・ソング。
「Love's A No」
3rdシングル。
ゴスペル風のコーラスに、R&Bテイストをミックスさせたミディアム・ナンバー。
「Never Trust A Stranger」
ユーロビートを効かせたダンサブルな1曲。
「You'll Be The One Who'll Lose」
"You'll be the one..."とリフレインされる所が印象的なクールな1曲。
「European Soul」
キーボードの音色が印象的なミディアム・ナンバー。
「Stone」
ヘヴィなユーロビートが耳に残るクールな1曲。
「Lucky Guy」
Todd Rundgren(トッド・ラングレン)のアコースティックバラード。
サウンドはキーボードの音色を主体としているメロディアスな1曲。
「Hey Mr Heartache(12” version)」
80年代ミュージック・シーンを代表するアーティスト、キム・ワイルド。
鼻にかかった歌声が特徴的ですね(*^^*)
80年代の音楽といったらコレ!というような、ポップでクールな曲が聴けるアルバムとなっています(*^^*)
是非チェックしてみて下さいね(#^^#)