KT Tunstall ケイティー・タンストール 『Eye To The Telescope』(2004年)
『Eye to the Telescope』(2004年)
スコットランドのシンガーソングライター、KT Tunstall (ケイティー・タンストール)のデビュー・アルバム。
<プロフィール&バイオグラフィ> ※一部Wiki・国内盤ライナーノーツを参考に記載しています。
KT Tunstall(ケイティ―・タンストール)
本名:Kate Victoria Tunstall
1975年6月23日生まれ
スコットランド、セント・アンドールズ出身。
物理学者の父親と教師の母親に育てられるが、養子であり、実の父親はアイルランド人、母親は香港出身の、スコットランド人と中国人のハーフ。
4歳よりピアノを弾き始め、後に他の楽器の演奏についても学んだ。
高校時代にはコネチカット州・ケントのケント・スクールに留学していたこともある。1996年にロイヤル・ホロウェイで学士を取得し、2011年には名誉学位を取得した。
2004年にデビュー・アルバム『Eye to the Telescope』を発表。
同作の収録曲「Suddenly I See」は映画『プラダを着た悪魔』やドラマ『アグリ・ベティ』の主題歌に起用された。
楽曲「Black Horse and the Cherry Tree」が2007年のグラミー賞にノミネートされた他、通算3つのブリット・アワードを受賞し、2度グラミー賞にノミネートされた。
一人で演奏し、一人で歌うという独特なスタイルが特徴。
演奏形態としては、ギターのクラッキングの音や、タンバリンの音を演奏前に録音し、リズムを取る。
AKAIのループペダルを使用。
日本のアーティストにも楽曲提供経験がある。
2006年にはYUKIに「バースディ」「ユメミテイタイ」(アルバム『Wave』収録)、2007年には二千花に「Barbie」(シングル『エーデルワイス』収録)を、それぞれ楽曲提供をしている。
私生活では2008年9月6日にスカイ島にて、バックバンドのドラマー、ルーク・バレンと結婚したが、2013年に離婚した。
<discography(Album)>
『Eye to the Telescope』 (2004年)
『Drastic Fantastic』(2007年)
『Tiger Suit』 (2010年)
『INVISIBLE EMPIRE / CRESCENT MOON』(2013年)
『Kin』 (2016年)
『WAX』 (2018年)
メインプロデューサーは、ニュー・オーダーやハッピー・マンデーズ、スウェード、U2などを手懸けてきたSteve Osborne(スティーヴ・オズボーン)。
「Other Side Of The World」
2ndシングル。
落ち着いたアコースティック・ポップソング(*^^*)
ケイティの友達カップルについて歌った曲。
「Another Place To Fall」
5thシングル。
グチることで何でも言い訳にしてしまう事が癖になってしまっている女性について歌ったという1曲。
ケイティ自身、サウンドが特に好きな1曲とのこと。
「Under The Weather」
4thシングル。
ケイティが例の9・11直後に、世の中の不条理と狂った世界にコメントしようと書き始めたそうだが、ケイティ自身大きすぎるテーマだと気付き、”結局人間には人間が必要だ”ってことを歌った1曲とのこと。
「Black Horse and the Cherry Tree」
1stシングル。
”善(Good)”と ”悪(Evil)”について歌った曲。
当時ブルースの古いレコードばかり聴いていて、ちょうどループ・ペダルにはまっていて積極的に取り入れていた時に出来た曲。
「”ブラック・ホース”は間違いなく私にとって「悪」で訓話のようなもの」とケイティ。
「Miniature Disasters」
アルバムを方向づける曲になったという1曲。
「Silent Sea」
孤独であることの不気味さについて歌った曲。
表面上は静かでも、時に人間は気付かないほど醜い感情や嫉妬といった嫌な気持ちを持っているもので、自分の心へ問いかけているパーソナルな歌とのこと。
「Universal & U」
ソウル・シンガーになった気分で楽しんで作ったというラヴ・ソング。
「False Alarm」
ケイティがアルバムの中で一番好きだという1曲。
友情を失った時の喪失感について歌っている。
「Suddenly I See」
3rdシングル。
パティ・スミスの『ホーセス』のジャケット写真にインスパイアされて作ったという1曲。
スペイン(ペルー発祥)の打楽器Cajon(カホン)を使っているそう。
「Stoppin' The Love」
階段の上にマイクを立てて、階段の下に5人で手拍子してクラッピングを録音したという1曲。
バック・ボーカルにはエディンバラからやってきたケイティの友達2人が参加したとの事。
「Heal Over」
ケイティが友達の為に作ったという1曲。
「Through The Dark」
トム・ウェイツの大ファンだというケイティが、彼の様に深夜のバーでピアノを奏でるような曲を作りたいと、実際に深夜0時位にピアノを弾いて作られた1曲。
「Immune(Live at Gaia Music, London)」
ボーナス・トラック
オリエンタルな雰囲気のケイティは、実の母親は中国&スコットランドのハーフ。
ハスキーで低音の歌声がどことなくレイチェル・ヤマガタに似ていると感じました。
レイチェルも父親が日系アメリカ人だそうで、やはりオリエンタル&ミステリアスな風貌もどことなく似ている(#^^#)
ケイティはレイチェルと違い、激しめのロック・サウンドが魅力です!
この『Eye to the Telescope』は、ロックからソウル、アコースティックと、多様なサウンドを聴かせてくれるとてもクールな1枚となっています(*^^*)
是非チェックしてみて下さいね(^^♪