Lene Marlin レネ・マーリン 『Playing My Game』(1999年)
『Playing My Game』(1999年)
ノルウェーのシンガーソングライター、Lene Marlin(レネ・マーリン)のデビュー・アルバム。
<プロフィール&バイオグラフィ>
Lene Marlin(レネ・マーリン)
本名:Lene Marlin Pedersen(レネ・マーリン・ペーダーシェン)
生年月日:1980年8月17日
ノルウェー・トロムソ出身の女性シンガーソングライター。
子供の頃から音楽好きで、2歳になるころには既に歌を口ずさむようになったというレネが、本格的に音楽に打ち込むようになったのは、15歳の頃に両親にギターをプレゼントされてから。ほどなくして作曲を開始、仲の良い友達や兄のルネに披露するようになていたレネにチャンスは突然訪れる。
友人の一人が、レネが自宅録音したテープを地元のラジオ局、NRKトロムソに持ちこんだところ、とりあえず2曲を局のスタジオで演奏してみようという事となった。
その日の帰り道、いつもは父親が送り迎えしてくれるのだが、この日に限って都合がつかなかった為、停留所でバスを待っていたレネに話しかけてきた人物が。
彼は、レネが局に出向いていた経緯に興味を持ったNRKトロムソのスポーツ番組担当者だった。彼はオスロでヴァージン・ノルウェーの社長を務める旧友ペール・エイリック・ヨハンセンに電話を掛け、面白い子がいるからぜひともテープを聴いてみて欲しいと伝えたのだった。
ペールは、仕事柄、色々な売り込みを受け、あぁまたかという感じだったというが、一応耳を通してみた彼は「曲が始まって30秒後には興奮しながらトロムソ行きの飛行機の予約をしていた。長い間音楽の仕事に携わってきた中でも、間違いなく最高の才能を持っていると確信した」と語っている。
改めてギター1本を抱えてオスロにやってきたレネは、これまでに書き留めた自作の50曲を次々に演奏し、その日のうちにヴァージンとの契約を結ぶこととなる。
1998年10月12日にノルウェーで発売された「Unforgivable Sinner(天使のように...)」は、青春映画「Schpaaa」(ノルウェー語のスラング”Cool!”の意味)の主題歌に選ばれたこともあり、ノルウェーのすべての記録を塗り替える大ヒットとなった。
ノルウェーのグラミー賞でも「SONG OF THE YEAR」を獲得、ノルウェー中の若者が憧れる国民的スターとなる。
シングルの発売と時を同じくしてロンドンで開催されたヴァージン・レコードのインターナショナル会議で、「Unforgivable Sinner」がノルウェーから紹介されるやいなや、各国の代表の間でスタンディングオベーションが巻き起こり、レネは各国からの様々なプロダクトを押しのけ、その場でヴァージンの1999年のワールドワイド・プライオリティ新人に選ばれた。
このような経歴からわかるように、レネは本格的に音楽を始めた15歳からわずか3年の間で、音楽の才能を開花し、世界の音楽業界から絶賛されることとなりました。
『Playing My Game』
「Sitting Down Here」
アルバムのオープニング曲。
アップテンポでアルバムの中でもキャッチーな1曲。
「Unforgivable Sinner」
邦題は「天使のように...」
レネを一躍国民的スターにした大ヒットデビューシングル。
「Playing My Game」
アルバムタイトル曲。アレンジが凄く神秘的で、個人的に一番好きな曲。
「One Year Ago」
これも好きな1曲。割とアップテンポなのにレネのヴォーカルが切ない。
「Where I'm Headed」
オープニング曲に次いでキャッチーな1曲。
私がレネを初めて聴いたのは、レネの1stアルバム『Playing My Game』が発売されてから3年後の2001年冬、当時学校卒業を控えた高校3年生だった頃でした。
雑誌かなにかで、このアルバムの存在は知っていたものの、そこまで興味がなかったのかそのまま聴かずに過ごしていたのですが、時々通っていた中古CDショップで、たまたまこのアルバムの輸入盤が激安で売っていたので購入してみることに。
早速家で聴いてみると...ノルウェーのヴァージン社長じゃないけど、もの凄く惹かれるものがあり、気付いたら何度もアルバムをリピートしていました。(改めて国内盤を買いなおしました !輸入盤と国内盤で少し曲順が違っています)
軽やかに始まるオープニングトラック「Sitting Down Here」、一転して深い、海の底に居るかのようなサウンドで、囁くように歌う「Playing My Game」、イントロが印象的でアコースティックギターが奏でる哀愁メロディ「Unforgivable Sinner」、曲タイトル・歌詞通り、空高く羽ばたいているような浮遊感溢れる「Flown Away」、切なさ・強さが同居したようなレネの歌を聴く事のできる「The Way We Are」、”So I See”と思わず口ずさんでしまうようなキャッチーだけど相変わらずの哀愁メロディが素敵な「So I See」、少しエフェクトを付けたようなレネのヴォーカルで聴かせる泣きのメロディが印象的な「One Year Ago」、「Sitting Down Here」と並んでキャッチーで早口(!?)な「Where I'm Headed」、ピアノの旋律が美しい、スローナンバー「Maybe I'll Go」、アルバムの最後を締め括る、シンプルなアレンジのスローナンバー「A Place Nearby」…............
すべてアコースティックギターメインの曲なのですが、こういうのって、似たような曲ばかりになってしまったり、かといってメリハリをつけすぎるとアルバム全体がまとまらなかったりしてしまうと思うんですが、このアルバムはそれがいい具合に1曲1曲に個性を残しつつ、アルバム全体がまとまっているんです!!素晴らしすぎるアルバムだと思います!前にも言いましたが、後にも先にも、私の人生で1番のアルバムは、Lene Marlinの『Playing My Game』だと勝手に思ってます!!(#^^#)
少しでも気になった方、聴いた事の無い方は、是非ぜひゼヒ聴いてみて下さい!
きっとレネの音楽の才能に感嘆するはずです!!(#^^#)