Lene Marlin レネ・マーリン『Twist the Truth』(2009年)
『Twist the Truth』(2009年)
ノルウェーのシンガーソングライター、Lene Marlin(レネ・マーリン)の前作『Lost In A Moment』から4年振りとなる4thアルバム。
日本国内盤は未発売(国内盤リリースして欲しかった!!)
前作『Lost In A Moment』がとてもポップで聴きやすいアルバムだったのに対して、またシンプル路線に戻った印象。
というか、レネ史上一番大人しいアルバムなのではないでしょうか。
オーケストラ(ストリングス?)を取り入れてみたり、サウンド面でも、今までになかった楽器の使用や曲のアレンジもあり、シンプルながらも聴けば聴くほど味の出てくるアルバムでもあります。
「Here We Are」
オーケストラの美麗なアレンジと、レネの繊細な歌声がマッチして、新しいレネの魅力を感じられる1曲。
「Do You Remenber」
ギター1本の弾き語りスタイルに、バックにレネのコーラスを加えただけのシンプルな曲。
「You Could Have」
今までのレネにはなかったタイプの曲だと思います。
「Learned From Mistakes」
泣けるメロディの1曲。
アルバム全体を通して、暗めの印象の今作。
前作が明るくポジティヴなアルバムだっただけに、このアルバムにも少しだけ明るさが欲しかったなという感想を持ちました。しかし、曲自体は何度でも聴き返したくなるような素晴らしい曲ばかりで、静かでゆったりした曲が好きな人には気に入って貰えるのではないかと思います。
こんな暗い曲ばかりで、レネは大丈夫なんだろうかと心配していたところ。。。。
Wikiによると、、、、、
”2014年9月1日、マーリンはノルウェー最大の新聞アフテンポステン(ノルウェー語版)紙で、20代の頃から深刻な鬱病を患っており、過去に自殺を図っていたことを告白した”とありました。
レネにそんな事が起きていたなんて・・・・・。
この陰鬱な作品は彼女の精神状態も表していたのかも知れないと思うと、少し胸が痛みます。
この作品以降11年間、アルバムは発表されていません。現在彼女がどういう状況なのか、音楽活動はしているのかわかりませんが、また近いうちにレネの新譜が聴ける日を心待ちにしています!!くれぐれも無理はしないで...!!
レネの1stアルバム『Playing My Game』の紹介記事はこちら↓↓↓
2ndアルバム『Another Day』の紹介記事はこちら↓↓↓
3rdアルバム『Lost In a Moment』の紹介記事はこちら↓↓↓