The Corrs ザ・コアーズ 『In Blue』(2000年)
『In Blue』(2000年)
アイルランドの4人組兄妹バンド、The Corrs の前作『Talk on Corners』より約4年振りとなる4thアルバム。
今作のプロデューサーには、ジョン”マット”ラングとミッチェル・フルームを起用。
マット・ランゲの(元)奥様はあのカントリー歌手のシャナイア・トゥエイン!!
(余談ですが、1993年12月28日に結婚し、2001年8月に息子のEja(”Asia”と発音)が生まれましたが、2008年5月15日、ラングがシャナイアの親友マリー=アン・ティエボーと浮気をしたと伝えられ、シャナイアとラングが別居していたと報じられて、2010年6月9日に離婚が確定。シャナイアは2011年1月1日、マリー=アン・ティエボーの元夫フレデリック・ティエボーと結婚⇦この組み合わせにもビックリ...)
マット・ラングは、(当時)奥様のシャナイアを始め、デフ・レパード、AC/DC、ブライアン・アダムス、ビリー・オーシャン 、バックストリート・ボーイズ、ブリトニー・スピアーズ、などを手懸けたヒットメイカー。
ミッチェル・フルームは、すでに『ザ・コアーズ・アンプラグド』でコアーズと一緒に仕事をした他、クラウデッド・ハウス、スザンヌ・ヴェガ(1995年から1998年迄結婚していた!)、ポール・マッカートニー、プリテンダーズ、ロス・ロボス、チボ・マットなど個性的な音楽性を持つアーティスト達を手懸けてきた人物。
メインのプロデューサー・ソングライターとして、コアーズの4人。
そして敏腕マネージャーのジョン・ヒューズのプロデュースや、そのジョンを中心としたプロデューサーユニットのDFHM(ジョンとコアーズ・バンドやスタッフで固めたラインナップ)もクレジットされている。
「Breathless」
ゴウオン ゴウオン♪カモン リブミブレスレス♪
1曲目からかなりキャッチーなポップソング(*^^*)
アイリッシュ・ミュージック感は薄め。
「Give Me A Reason」
メランコリックなミディアム・ナンバー。
「Somebody For Someone」
メロディラインが美しい1曲。
「Say」
セイセイセセイ♪
今までのコアーズになかったような曲調で新鮮な1曲。
シャロンによる作詞で、1999年に亡くなった母親について歌われ、コーラス部分からはフィアンセの事が歌われ、後半に続いている。
goneと歌われているのが母親、heがフィアンセ、2番の最初に登場するyouとは神の事。
「All the Love in the World」
メロウな1曲。アイリッシュ・サウンドも少し感じる事が出来ます!
「Radio」
歌い出しはメランコリックな曲調ですが、ザビはとてもキャッチー!!
ソーアィリッスントゥーザレーディオォ~♪
「Irresistible」
2ndシングル。
冒頭のコーラス・ハーモニーの美しい事(*^^*)
こちらもサビでキャッチーに変化。
「One Night」
優しい雰囲気のバラード。
「All In A Day」
アイリッシュ・テイストのバイオリンの音色が印象的な1曲。
「At Your Side」
アップテンポでキャッチーな1曲。
こちらも一部バイオリンの音が使われ、少しだけアイリッシュ・ミュージック感を感じる1曲。
「No More Cry」
イントロからスピード感のあるアップテンポでキャッチーな1曲!
メロディがどことなくトーレ・ヨハンソンっぽい雰囲気(*^^*)
「Rain」
落ち着いた雰囲気のミディアム・ナンバー。
「Give It All Up」
イントロのサウンドが印象的。
ポップ・ロック調の1曲。アレンジもノリの良い感じ(*^^*)
「Hurt Before」
重厚なイントロから始まる1曲。
美しいメロディ&メロウな仕上がり。
「Rebel Heart」
ラストトラック。約4分の壮大で美しいインストゥルメンタル。
「Judy」
ボーナス・トラック。
ピアノイントロからのバイオリンの音色が美しいバラード。
『In Blue』のスペシャル・エディション盤には、"Disc 2"が付いており、以下の曲が収録されています!!
Acoustic Performance from UK's Virgin Radio
1. Somebody for Someone
2. No More Cry
3. Radio
4. At Your Side
Previously unreleased studio tracks
5. Love in the Milky Way
6. Looking in the Eyes of Love
Live from Lansdowne Road, Dublin(july 1999)
7. Haste to the Wedding
8. So Young (bonus Track)
今作はとにかくキャッチーで爽やかな曲が多く、テンポが良い!!
今までと比べると、全体的にケルト・ミュージック感は薄めになっていますが、所々にコアーズらしいアイリッシュ・サウンドも感じることができます。
アルバムは全世界で900万枚を売り上げ、アメリカではザ・コアーズのアルバムとしては初めてBillboard 200でトップ40入りして最高21位に達し、2001年4月にはRIAAによってプラチナ・ディスクに認定されました!
コアーズ史上No.1の超ヒット作『In Blue』、是非チェックしてみて下さい!