Jewel ジュエル 『0304』(2003年)
『0304』(2003年)
アメリカのシンガーソングライター、Jewel(ジュエル)の4作目のオリジナルアルバム。
アルバムタイトルの読み方は”オースリーオーフォー”
前作『This Way』が、キャッチーなアコースティックポップや、ジュエルらしい弾き語り風アコースティックソングなど新旧のファンにも受け入れられるアルバムだったのに対し、今作『0304』は。。。。。。
ジャケ写からして???
ジュ、ジュエルなの・・・???
とりあえず、1曲目から聴いてみましょう・・・・・。
「Stand」
リズミカルなダンスビートサウンド・・・。でも歌声は紛れもないジュエル。
前3作品からは考えられないような音楽の変貌ぶりに、ジュエル、どーしちゃたの?と思わずにはいられない(;゚Д゚)
歌詞はジュエルらしい風刺の効いたものになっている。
「Intuition」
こちらもディスコでかかっていそうな(行ったことないけどね)ノリのいいダンス・ビート。そしてセクシーなジュエル姐さんを拝見できるMVとなっております(笑)
Jewel - Intuition (Official Music Video)
「2 Find U」
"Hey, u!"これはなかなか!
流れるようなキャッチーなメロディが心地良いです。
「Sweet Temptation」
ジュエルとリック・ノウェルズの共作。
後半、徐々に盛り上がっていく所などLive映えしそう。
アッパーソング①
「Yes U Can」
ジュエルとリック・ノウェルズの共作。
もともとサンタナの為に作った曲だったが、彼が選んでくれなかった楽曲だそう。
うん、サンタナはこれは選ばないよ…(笑)
アッパーソング②
「U & Me = Love」
テクノ・ポップ・ソング。
レスター・A.メンデスとジュエルがホリー・ヴァランス用に書いた曲だが、ジュエル自身がこの曲を気に入ってしまって自分で歌ってしまったという意欲作(?)
アッパーソング③
今作のメイン・プロデューサーは、シャキーラ、ダイド、サンタナ、エンリケ・イグレシアスらの曲を手掛けてきたレスター・A.メンデス。
その他、前作から引き続きリック・ノウェルズとの共作が2曲、「2 Become 1」はガイ・チェンバース、「Fragile Heart」はA Touch Of Jazzのアンソニー・ベルとの共作。
「Sweet Temptation」「Yes U Can」「U & Me = Love 」の一連の連続アッパーソングに度肝を抜かれながら(?)、「America」でアメリカへの愛憎をこれまたアッパーな曲調で歌い、ラストトラック「Becoming」は”自分へのラヴ・ソング”で落ち着きを取り戻し(?)アルバムは幕を閉じました。。。
アルバム『心のかけら』『スピリット』のようなフォーキー・アコースティックなジュエルを期待していたファンからの評判はすこぶる悪そうですが、『ディス・ウェイ』の作風が好きなファンには受け入れられるアルバムなのでは?と思いました。
アルバムの賛否別れるところだと思いますが、私個人的には、このジュエルも結構好きです(^^;)
今まで落ち着いたフォークを歌ってきたジュエル。これくらい突き抜けたアルバムを出しちゃう所も、私は嫌いじゃないですよ!!