Michelle Branch ミシェル・ブランチ 『Everything Comes And Goes』（2010年）
『Everything Comes & Goes』（2010年）
アメリカのシンガーソングライター、Michelle Branch（ミシェル・ブランチ）の6曲入りのミニ・アルバム。
2006年に、ジェシカ・ハープとのデュオThe Wreckers名義でリリースされたアルバム『Stand Still Look Pretty』から4年振り、Michelle Branch名義のアルバムとしては2003年の『Hotel Paper』から7年振りとなるアルバム（今作はミニ・アルバム）
日本国内盤未発売。
ミシェルの『Hotel Paper』と、The Wreckers『Stand Still Look Pretty』を手懸けたJohn Leventhalが、本作の「Ready To Let You Go」「Crazy Ride」「Everything Comes And Goes」の3曲をプロデュース、1stアルバム『Spirit Room』の「Everywhere」等をミシェルと共作したソングライターでプロデューサーのJohn Shanksが「Sooner Or Later」「I Want Tears」「Summertime」をプロデュースしています。
ミシェルらしいギターロック・サウンド、The Wreckersで発揮されたカントリーテイストがミックスされ、昔からのミシェルファンと、The Wreckersからミシェルを聴いたカントリーファンのリスナー両方に気に入って貰えるような作品に仕上がっています！
「Ready To Let You Go」
ミシェルとJohn Leventhalの共作。
イントロのギターの音色からカッコいい1曲！！
「Sooner Or Later」
ミシェルとHillary Lindsey、John Shanksの共作。
（Hillary Lindseyは、アメリカのシンガーソングライターで、キャリー・アンダーウッドや、レディ・アンテベラムなど錚々たる有名ミュージシャン達にも曲を書いています）
ミシェルの真骨頂であるギターロック・サウンドが堪能できるカッコイイ曲に仕上がっています！
個人的にアルバム中で一番気に入っている1曲です。
Michelle Branch - Sooner Or Later [Official Music Video]
「I Want Tears」
作詞・作曲はHillary Lindsey、John Shanks
哀愁漂うミディアム・ナンバーとなっています。
「Crazy Ride」
ミシェルとHillary Lindseyの共作。
カントリー調のスロー・ナンバー。
動画はミシェルの弾き語りLiveのものです。
「Summertime」
ミシェルとHillary Lindsey、John Shanksの共作。
ミシェルの歌声とメロディがとても耳に心地良い。。。
「Everything Comes and Goes」
作詞・作曲はミシェル自身によるもの。
ギター弾き語り風で、アレンジもシンプルなスローナンバー。
The Wreckers『Stand Still Look Pretty』 程カントリー色は強くありませんので、ミシェルの1st、2ndのファン、またはポップ・ロックファンにも聴きやすい作品になっていると思います。
2003年の『Hotel Paper』以降、ミシェル・ブランチ名義でアルバムが出ていなかったので6曲入りのミニ・アルバムでも待ちに待った！という感じでした。
今作も期待を裏切らない、ミシェルらしいロックサウンドと歌声を届けてくれました。
レコード・レーベルのワーナー・ナッシュヴィルは、The Wreckersの流れを受けて、この作品でミシェルをカントリー・ミュージック系のシンガーソングライターとして売ろうとしていたそうです。
結局今作『Everything Comes & Goes』は、6曲入りのミニアルバムとして発売されました。
その後2011年頃、『West Coast Time』というニューアルバムが発売されるというアナウンスがありましたが、何故かそのまま発売されずじまいになってしまいました…。
ミシェルのこのアルバムの次の作品は、2017年の『Hopeless Romantic』になります。
なんと『Hotel Paper』から14年振りの新作。こちらも次回ご紹介いたします！
