Lucy Woodward ルーシー・ウッドワード 『While You Can / ホワイル・ユー・キャン』(2003年)
『While You Can / ホワイル・ユー・キャン』(2003年)
イギリス出身、アムステルダム&NY育ちの、イギリス系アメリカ人、Lucy Woodward (ルーシー・ウッドワード)のデビューアルバム。
デビュー時26歳。
<プロフィール&バイオグラフィ> ※Wikiとライナーノーツを参考に記載しています。
名前:Lucy Woodward(ルーシー・ウッドワード)
1977年 10月 27日 生まれ
イギリス・ロンドン出身。
父親は英国人でBBCの作曲家兼指揮者。
母親はアメリカ人のオペラ歌手であり、子育ての為に引退してからは音楽とベリーダンスの先生をしているという。
家にはいつもクラシック、オペラ、ジャズ、中近東音楽、ソウル・ミュージックなどが流れていたという。
幼少時からピアノとフルートを習い始めたが、12歳の頃からシンガーになることを志し、14歳でヴォーカル・レッスンを開始。
ルーシーが生後3か月の時から歌を口ずさんでいたことを覚えていた母親は、シンガーを目指すことは大賛成だったものの、ロック・シンガーたちの発声法が気に入らなくて、小さい頃はポップ・ミュージックは聴かせてもらえなかったそう。
14歳の頃にデビー・ギブソンに熱中し、その後、マドンナ、マイケル・ジャクソン、プリンスと好きなアーティストが変わり、自分の声を発見してからは、アレサ・フランクリンやエタ・ジェームス、チャカ・カーンのようなエモーショナルなR&Bシンガーが目標となっていた。
18歳から曲作りをスタートしたものの、シンガーとしての関心はジャズに移行してエラ・フィッツジェラルドに憧れるようになる。
そのため当時はコーヒー・ショップでシンガーソングライターとして歌いつつも、レストランではジャズのスタンダードを歌う事も多かったそう。
その後コマーシャルやスタジオ・セッション用の仕事が入るようになり、やがて友人であるグルーヴ・コレクティヴ『Declassfied』(1999年)やTeddybut『Song In Tomato Sauce』(2000年)、ジョン・シャンクスが手懸けたジョー・コッカ―『リスペクト・ユアセルフ』(2002年)といったアルバムにヴォーカルやバック・コーラスとして参加。
そうするうちに、レコード会社と契約する機会を得てデビューのチャンスを掴んでいった。
「ソウルとロック、そしてライヴ感溢れるようなレコードを作りたいって思っていたのよ。コンピュータを使ってプログラミングしたものではなく、生楽器を使ったレコードをね。そして、そういうアルバムが作れたと思っているわ(笑)」by Lucy
(ボーナストラック含めず)アルバム中9曲をプロデュースしていのは、ミシェル・ブランチや、アラニス・モリセット等の、ポップ&ロック系のミュージシャンとの共作・プロデュースで知られるJohn Shanks(ジョン・シャンクス)。
他3曲をKevin Kadish(ケヴィン・ケディッシュ)がプロデュース。
「Dumb Girls」
キャッチーなポップ・ロックナンバー。
「Blindsided」
ルーシーがJohn Shanksらと3人で共作した1曲。
John Shanksっぽさが出でいるなと思いました(^^;)
こういう曲調個人的に好きです.(*^^*)
ジョン・シャンクスが曲を書いた、Trine Reinの3rdアルバム『To Find the Truth』の中の曲を彷彿とさせます…。
「Trust Me(You Don't Wanna See This)」
ソウルフルなロック・ナンバー。
「Is This Hollywood」
ルーシー自身、”この曲を歌うのが大好き”という1曲。
「Trouble With Me」
メロウな歌い出しからの、、、サビではエモーショナルなロックなヴォーカルがとてもかっちょええ1曲です(*^^*)
「What's Good For Me」
ルーシー自身のフェイバリット・ナンバー。
「私の持ち味が出ていると思うし、歌詞も気に入ってるの。アルバムの中の曲で、私の生活、経験、感情など色々な事を歌っているけど、この曲では経験を積んで様々なことを学んだ結果、何が自分にとって最良なのかという事を歌っているわ」との事。
「Standing」
切ない雰囲気のミディアム・ナンバー。
「The Breakdown」
メランコリックなロック・ナンバー。
ギターのアレンジもクール!
「Always Something」
切ない内容のミディアム・ナンバーです。
「Gettin' It On」
哀愁漂うロック・ナンバー。
「Done」
心地良いメロディのロック・ナンバーです(*^^*)
「More To Life」
日本盤のみ収録のボーナストラック。
日本盤のみ収録のボーナストラック
本国アメリカのMTVでは、全米デビュー前から、”アヴリル・ラヴィーンMeetsシェリル・クロウ”というキャッチコピーと共に紹介されていたという。
曲・歌唱法・サウンドもロックではありますが、アヴリルっぽさはあまり感じないような気がします(^^;)
シェリル・クロウっぽい?と言われたら、ハスキーで少ししゃがれたヴォーカルがシェリルっぽいのか?という感じです。
ミシェル・ブランチっぽい?と言われたらまた少し違うし....。
近いかも、と思うのはKaty Rose(ケイティ・ローズ)かな...?
アルバム全体を通して、1曲1曲を聴いていると割と悪くない曲ばかりなのですが、これといってメロディが残る程のインパクトがある曲があまり無いという印象…(^^;)
でも、「Trouble With Me」はとてもカッコイイ1曲になっているのでお勧めです(*^^*)
正統派のガールズ・ロック系の音楽がお好きな方は是非チェックしてみて下さいね!