IN THIS LIFE  ~音楽と映画と海外ドラマをこよなく愛するmamaブログ

好きな音楽の事などを中心に書いております! I write mainly about my favorite music! HAVE FUN

Sinead O'Connor シネイド・オコナー 『Universal Mother』(1994年)

『Universal Mother』(1994年)

 アイルランドのミュージシャン、Sinead O'Connor (シネイド・オコナー)の、通算3作目のオリジナルアルバム。

Universal Mother

Universal Mother

 

 

 色鉛筆で描かれたアルバムジャケットが目を惹きます。

アルバムのオープニングは、オーストラリアのフェミニスト、Germain Greer(ジャーメン・グリア)によるスピーチ。

 

「Fire On Babylon」
怒れるシネイド。個人的には「Troy」に次ぎ衝撃的な曲でした!


Sinéad O'Connor - Fire On Babylon [Official Music Video]

 

「John,I Love You」
ピアノのみで歌われるバラード。
タイトルの”John(ジョン)”とは、シネイドの夫ジョン・レイノルズの事。(現在は離婚しているが、音楽ではよきパートナー)
ジョンへの愛情を歌った、しっとりとした1曲です。

youtu.be

 

All Apologies
Nirvanaニルヴァーナ)のカヴァー。
静かに囁くように歌うシネイド。MVのシネイドはスキンヘッドだった髪が伸びてショートヘアに。相変わらずお美しいです…。


Sinéad O'Connor - All Apologies [Official Music Video]

 

「Famine」
衝撃(!?)のラップナンバー。
歌われているのは、アイルランドについて。
政治的なメッセージ性の強い歌詞になっています。
(気になる方は国内盤の対訳を一読してみてください!)


Sinéad O'Connor - Famine [Official Music Video]

 

「Thank You For Hearing Me」
殆どの歌詞のフレーズが””Thank You For~”で、シネイドの感謝が歌われる穏やかな1曲。
ですが、終盤の歌詞では全く逆の印象になってしまう衝撃的(!?)な歌でもあります。
”Thank You For Breaking My Heart(わたしの心を引き裂いてくれてありがとう)”


Sinéad O'Connor - Thank You for Hearing Me [Official Music Video]

 

このアルバムには他に、シネイドの息子ジェイク・レイノルズが歌う、彼が書いた曲(当時6~7歳?)「Am I Human?」が収録されていたり、上述で紹介している、夫ジョンへのラヴ・ソング「John,I Love You」、息子への愛情たっぷりの曲「My Darling Child」が収録され、とてもパーソナルであたたかな収録曲もありますが、「Fire On Babylon」「Red Football」などは彼女の壮絶な幼少期~少女時代があったからこそ書かれた重い内容の楽曲も。
「Scorn Not His Simplicity」「All Babies」は、全ての子供達に向けられた曲のように感じられます。
そして「Feminn」は、アイルランド国家、全てのアイルランド国民へ向けた曲。
対訳を噛みしめながら聴きたい内省的且つメッセージ性の強いアルバムとなっています。

 

Universal Mother

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