Ana Johnsson アナ・ジョンソン 『Little Angel』(2006年)
『Little Angel』(2006年)
スウェーデン出身のシンガーソングライター、Ana Johnsson (アナ・ジョンソン)の前作『The Way I Am』より2年ぶりの2ndアルバム。
<プロフィール&バイオグラフィ> ※Wikiとライナーノーツを参考に記載しています。
Ana Johnsson (アナ・ジョンソン)
本名:Anna Lovisa Johnsson (Jonsson)
1977年10月4日生まれ
スウェーデン・ヨーテボリ出身。
後にヴェルムランド州の村スンネに引っ越した。
アナの両親は共に建築家で、デザインに大きな関心を持ち、経済学とマルチメディアを学び、グラフィックデザイナーになることを夢見ていましたが、最終的には音楽が彼女の主な焦点となった。
3歳違いの兄はドラマー。
10代の頃、彼女はカールスタードに移り、その後、ミネトンカ(アメリカ合衆国ミネソタ州)の交換留学生として引っ越した。
アナは90年代後半にロッキー山脈でセミプロのスノーボーダーとして活躍していた時期もあった。
その後スウェーデンに戻る。
オーディション番組に参加し、合格者で結成されたExcellence(エクセレンス)という5人組ガール・グループでアルバムを出しているが、音楽性が合わないからとグループを去る。
ソロ・アーティストとして活動を続けたアナは、2004年の映画『スパイダーマン2』のイメージソングに「We Are」が選ばれ、スウェーデンの無名の新人だった彼女はいきなり国際的なステージへと躍り出る。
続いて発表されたデビューアルバム『The Way I am』は世界中で大きな反響を巻き起こし、ここ日本でもオリコン総合チャートで初登場4位(洋楽チャート1位)、発売初日でゴールド・ディスクを獲得、3か月に渡ってチャートインするロングセラーとなった。
前作が意図していたよりポップ指向だったことに不満を持っていたアナは、2ndアルバムでは、ストレートでピュアなロックの方向に持っていきたいという思いがあった。
フー・ファイターズの大ファンで、U2やマーズ・ヴォルタなどがお気に入りの彼女は自分のサウンドとしてイメージするのは「アメリカのグランジ・ロック・バンドね。ステインドやクリードみないなバンドがインスピレーションになってる」と語る。
聴きやすいキャッチーなポップ・ロックだった前作...。
そして今作では、ヘヴィでダークな激しいロック・サウンドが印象的なアルバムになっていますので早速聴いて行きましょう(^^♪
「Little Angel」
オープニングトラック。
アナ自身、この曲を書いた時から強烈な思い入れを感じたと語る1曲。
「Break Through Time」
アナが、アメリカで25年前後も獄中に居るアニカというスウェーデン女性の実話にインスパイアされて書かれたという1曲。
「Exception」
2ndシングル
マッズ・ミケルセン主演のスウェーデン映画『EXIT』のタイトル曲として書かれた1曲。
スウェーデン人女性アーティスト、ディルバとの共作。
「Catch Me If You Can」
3rdシングル。
2007年アルペン世界選手権のオフィシャル・ソングに選ばれた。
2005年の来日コンサートでも披露されたアルバム中最古の曲。
スピード感のあるロック・ナンバー。
「What If」
歌詞は”アナ”そのものと語る、エモーショナルなバラード。
「Playing God」
1年程前(当時2006年頃)ひとりの若者がストックホルムのど真ん中の通りで殺された。3人の若者がお互いに罪をなすり付け合ったけど、神のように振舞って他の人の命を奪い、彼の家族の未来をめちゃくちゃにした罪で全員が有罪を宣告されたという事件をヒントに書いたという1曲。
「Burn」
この曲を書いた当時、アナはある人にちょっとムカついていて、いい加減な事を言われ頭に来て「言ったことはちゃんと実行しなさいよね!」と歌っているそう。
チェンバロをどうしても入れてみたかったといい、アルバム中で異色のサウンドになっている所にも注目です。
「Days Of Summer」
1stシングル。
小さな街で過ごした子供時代の、何の悩みも無い自由な夏の日を振り返って書かれたという1曲。
「The Harder We Fall」
”世界はどこに向かっているのか”というテーマについて書かれた歌。
ミディアムテンポのヘヴィなロック・ナンバー。
「Still」
アナが書いた数少ないピュアなラヴ・ソング。
「誰の事を歌ってるのかよく聞かれるけど、絶対に言わないわ!」との事(^^;)
「Spit It Out」
良いカッコしたがって陰口を叩いているスウェ―デンのジャーナリストに腹を立てていて書かれた曲とのこと。
ライヴ映えする事間違いなしのスピード感溢れるロック・ナンバー!!
「Coming Out Strong」
辛い体験をした身近なある人の為に書かれという1曲。
「私がいつだてそばに居て助けてあげると伝えたかった」とアナ。
「Falling To Pieces」
ボーナス・トラック
1stシングルの「Days Of Summer」のB面の収録曲。
「If I'm Not Dreaming」
ボーナス・トラック
前作も結構ロックしていたものの、万人受けするポップ要素が強めでしたが、今作ではよりハードなロック・サウンド、そしてダークでヘヴィな作品になっています!(#^^#)
アナはこれ以降アルバムを出していないので、何をしているか不明ですが、またアナのロックを聴きたいと願わずにはいられません…(#^^#)
未聴の方は是非1stアルバム『The Way I Am』と併せてチェックしてみて下さいね!(*^^*)
『Little Angel』
『The Way I Am』