eskobar エスコバ 『There's Only Now』(2001年)
『There's Only Now』 (2001年)
スウェーデンのロックバンド、eskobar(エスコバ)の2ndアルバム。
日本では、本作でデビュー。
<メンバー>
vo. .....Daniel Bellqvist(ダニエル・ベルクヴィスト)
g …..Frederik Zäll(フレデリク・セル)
ds .....Robert Birming(ロバート・バーミン)(2009年脱退)
※今現在のWikiによると、Robertnoに代わり、Jocke Brunnbergとういう方が加入されている様です。
1994年、当初はドラマーが不在のまま、ドラム・マシーンを使って曲作りをしていたというダニエルとフレデリック。
その後ドラムスとしてロバートの弟であるピーターが一旦加入するも、最終的に兄のロバートとチェンジし、正式にバンドが出発したのが1996年。
その後V2レーベルと契約を結び、2000年に1stアルバム『Til We're Dead』でメジャー・デビュー。
2001年に今作である2ndアルバム『There's Only Now』から、Heather Nova(ヘザー・ノヴァ)をゲスト・ヴォーカルに迎えてレコーディングされた「Someone New」がシングルカットされ、これがスウェーデンに止まらず、ヨーロッパ全域で大ヒットを記録し、国内外で広く知られる存在となる。
その後も「On The Ground」「Move On」とヒットシングルを連発し、スウェーデンの有力レディオ・チャート”TRUCKS”で『There's Only Now』が2002年に2番目のメガ・ヒットを記録したアルバムに認定され、2003年にはスウェーデンのグラミーに該当するアウォードでベスト・スウェディッシュ・バンド、ベスト・シングル(「Someone New」)の両賞にノミネートされる快挙を成し遂げた。
※国内盤『There's Only Now』ライナーノーツを参考に記載しています。
「Move On」
オープニング・トラック。
イントロが印象的な爽やかでポップなロックナンバー。
「Why London?」
こちらもイントロから印象的なエレクトリックな音色が響いております。
陰鬱なメロディで、”君はどこに行こうとしているんだい?どうしてロンドンなんだ?ただの物騒な街なのに”と言う歌詞で、”ロンドンで何かあったのかい?”(^^;)と思わずツッコミたくなります(笑)ロンドンで良くない思い出があったのだろうか…。
「On The Ground」
ピアノの音色とダニエルの透き通った美声が素敵な1曲。
「Into Space」
当時SONYのCMで使用された曲。
イントロのギターサウンドから、”これは絶対いい曲”感が溢れてる...!
サビはキャッチーで耳に残る印象的なメロディです。
「Tell Me I'm Wrong」
美しいメロディですね…。
「Worship You」
スローナンバー。
物悲しいサウンドがツボです。
「Save The Day」
アコースティック・ギターの美しい音色が印象的な1曲。
アレンジの美しさもeskobarならでは。
「Something Is Lost」
イントロ・間奏の変わったサウンドが印象的です。
「Skyscraper」
こちらもアコギの音色が美しい1曲。
ダニエルの裏声(ファルセット)が美しく響くスロー・ナンバー。
「Someone New」featuring heather nova
ヘザー・ノヴァをフィーチャーした1曲。
2人とも透明感のある神秘的な歌声をしているので、とっても合いますね(#^^#)
「Snowman」
ハーモニカの音色が素敵です!
因みにハーモニカ担当はギターのフレデリック。
スウェーデン出身のeskobar。
スウェーデンと言えば、カーディガンズやクラウドベリー・ジャム、ソフィー・セルマーニなどの、主に女性ヴォーカルのスウェディッシュ・ポップが有名ですが、彼らのようなバンド系も素晴らしい音楽を聴かせてくれています!!(#^^#)
所々でエレクトロ・ポップ的なサウンドもあり、そして何より北欧独特の冷たい空気感を纏った流麗なメロディと、透き通った美声。。。
個人的にこういうの大好き!!
そういえばデンマークのバンド、MEW(ミュー)もサウンド的・声質的にもeskobarと似てる雰囲気がします。(Mewよりeskobarの方が聴きやすいかも…)
北欧バンドも要チェックですよ!
『There's Only Now』