Sarah McLachlan サラ・マクラクラン 『Touch』（1988年）
『Touch』（1988年）
カナダ出身のシンガーソングライター、Sarah McLachlan（サラ・マクラクラン）のデビュー・アルバム。
デビュー・アルバム時20歳。
カナダ南東部にあるノバスコシア半島のハリファックス出身のサラ・マクラクラン。
幼少時よりクラシック・ギター、クラシック・ピアノ、オペラ等の教育を受ける。
クラシック・ギターを始めた時はまだ7歳という早さだった。
1985年、ローカル・バンドで歌っているところをネット・ワークレーベルの重役が耳し、即座に契約を申し込んだ。
だが、サラがまだ17歳だったことから、両親は早過ぎるとの意見。
才能に惚れ込んでいたネットワークのスタッフはその間もアプローチを続け、1987年になってやっと契約の運びとなった。
その年の10月、サラはデビュー作の準備の為にバンクーバーに移り、やがてプロデューサー、グレッグ・リーリィの下、レコーディングを開始。
バッキング・ミュージシャンにはネットワークに所属するバンドからピックアップされ、完成したのが本作『Touch』となる。
「Steaming」「Uphill Battle」の2曲は、サラとDarren Phillips（ダレン・フィリップス）との共作で、その他は全てサラによってソングライティングされています。
クラシックの要素とポスト・モダンの雰囲気がミックスされたアコースティック主体の非常に美しいサウンドと歌声を聴かせるアルバムとなっています。
※一部国内盤ライナーノーツを参考に記載しています。
「Out Of Shadows」
クラシック・ギターの音色が美しいオープニング・トラック。
「Vox」
1stシングル。
アルバム中で一番リズミカルなサウンドを聴かせているポップ寄りの1曲。
「Strange World」
アコギのメロディとドラムのリズムが印象的な、不思議な世界観。
「Trust」
サラの高音ヴォーカルが美しすぎてため息モノです…。
「Touch」
聖歌のような荘厳なソプラノ・ヴォイスが美しい。。。
歌詞は無く、ヴォカリーズのような1曲です。
「Steaming」
2ndアルバム。
20歳にしてこの大人びた雰囲気....。
「Sad Clown」
パーカッションの音色が印象的な1曲。
「Uphill Battle」
インストゥルメンタル・ナンバー。
「Ben's Song」
発作を抱えた少年のベビーシッターをした経験から生まれた歌とのこと。
サラの弾くピアノメインのしみじみと聴かせる1曲。
「Vox（Extended Version）」
2016年にはクリスマスソング集『Wonderland』を発表し、現在もとても心に沁みる美しい作品を作り続けているサラ・マクラクラン。
デビュー作からすでに円熟したベテランの雰囲気を醸し出し、1stアルバムにしてもう完璧に出来上がちゃっている感じの非凡な才能の持ち主。
アルバムのアートワークも自身で手掛けてしまう程、アートの才能も秀でたものがあり、正に才色兼備とはサラの為にあるような言葉です( ﾟДﾟ)
サラのデビューアルバムである本作『Touch』は名盤中の名盤なので、音楽ファンはもうご存じの通りだと思いますが、改めてまた聴いてみてもやはり素晴らしい作品…。
美しいサラの世界にどっぷりと浸りたい....。そんな秋の今日この頃です....(#^^#)
